1年草 本州〜九州の低地の湿地に生育し、群生する 。茎の基部は長く伏臥し、節々から1〜3個の根をおろし、上部の節から直立した繊細な茎を伸ばす。高さ5〜10cm。葉は長さ8〜25mm、幅2.5〜7mm、広披針形で、両面に粗い寝た毛が散生する。葉舌は短い毛列となる。葉鞘は長さ5〜10mmで白い縁毛がある。花序はまばらな円錐状で長さ15〜35mm、枝は斜開し、疎らに小穂をつける。小穂は広楕円形または倒卵形で長さ1.5〜1.8mm、2小花は包穎に包まれている。2個の包穎はほとんど同形、膜質で広楕円形、上半に白い毛が散生する。個体によっては全体が無毛のものもある。花期は9〜10月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、 Isachne nipponensis イネ科チゴザサ属 似た花にチゴザサがあるが、チゴザサは小穂の柄に環状の腺があり、葉は細い。 |
▼2015年9月14日 大東 | ||
▼小穂は長さ約1.5mm。 | ▼小穂には2小花がある。2包穎はほぼ同形、上半部に毛がある。 | |
▼小花の腹側(左)、柱頭が透けて見える。 | ▼小花に雄しべと雌しべがある。 | ▼花柄に腺はない。 |
▼葉舌は毛状。 | ▼倒れた茎の節々から根が出る。 | |
▼2008年9月27日 八雲 | ||
▼2007年10月13日 花期を過ぎたが一つだけ残っていた。八雲 | ▼小穂の柄に腺はない。 | |
▼葉の幅が広い。毛がある。 | ▼葉鞘に長毛がある。 | |
▼下部は横に這い節々から根を出す。 | ||
▼2010年11月13日 大東 | ||
▼2006年11月3日 八雲 | ||
▼2007年7月28日 八雲 | ||