常緑高木 北海道南部〜九州の山地の尾根や岩上、溶岩流の上などに多い。多雪地帯では尾根筋に点々と生育している。高さ20m、直径60cmほどになる。大きいものは高さ30m近くになる。高木の樹幹は円錐形。葉が密生しないので、全体に樹幹が薄く見える。風衝地などでは樹高が2〜3mと低く、庭木の樹形となる。樹皮は赤褐色〜暗灰色。浅く割れ、薄くはがれ落ちる。若い枝には黄褐色の毛があるが、ときに無毛。葉は5葉性。長さ4〜8cm。横断面は三角形で、側面には白緑色の気孔帯がある。先端はとがるが、さわっても痛くない。雌雄同株。雄花は新枝の下部に多数つき、雌花は新枝の先端に2〜3個つく。果実は球果。長さ5〜7cmの卵形、種鱗は先端がまるい。翌年の10月頃熟す。酒は長さ1cmほどの楕円形で、種子本体より短い翼がある。花期は5〜6月。別名ヒメコマツ(樹に咲く花) 学名は、Pinus parviflora var. parviflora マツ科マツ属 |
▼2011年2月19日 植栽 西尾 | ▼果実 | |
▼葉は5本が束になる。 | ||