多年草 北海道〜九州の山野にふつうに見られる。高さ30〜60cm。茎や葉には毛があり、茎の上部、葉柄、花柄、萼には腺毛がまじる。葉は掌状に3〜5深裂する。若葉には紫黒色の斑点がある。花は長い花柄の先に2個つき、紅紫色または淡紅色、白色で直径1〜1.5cm。東日本は白い花、西日本には紅紫色の花が多い。花弁と萼片は5個。花柱は5裂する。さく果は長さ約1.5cmで短毛と腺毛が多い。心皮の上部がくちばし状にのび、その下端に種子がある。熟すと5裂し、裂片は種子を1個ずつ巻き上げる。花期は7〜10月。(野に咲く花) 学名は、Geranium thunbergii フウロソウ科フウロソウ属 ウマノアシガタの葉との比較 |
▼20012年7月15日 美保関 | ▼柱頭は5裂する。 | |
▼花は直径約1.8cm。 | ▼萼には腺毛が多い。 | ▼果柄に腺毛が混じる。 |
▼若い果実。 | ▼葉は5裂している。 | |
▼表面には毛が散生する。 | ▼葉の縁に微毛がある。 | ▼葉の裏面。 |
▼葉の裏面脈上に毛がある。 | ▼葉柄の毛は下を向く。 | ▼葉柄基部の托葉。 |
▼茎には下向きの毛が密生する。 | ||
▼20010年9月21日 大東 | ||
▼若い果実 | ▼果実の基部は膨らみ種子が入る。 | |
▼茎には腺毛がある。 | ||
▼2004年8月12日 赤い花が多いが白い花も普通にある。 上東川津 | ||
▼2007年8月12日 八雲 | ▼花柄の毛と腺毛 | ▼萼の毛の様子 |
▼葉裏の毛 | ▼葉柄付け根の托葉 | |
▼茎の毛と腺毛 | ▼花後 | |
▼果実が大きくなる。 | ||
▼2014年9月11日 果実 大垣 | ▼基部の膨らみに種子が1個入る。。 | ▼果実は長さ約2cm。 |
▼膨らみに種子が1個ある。 | ▼種子は長さ約2mm。 | ▼種子の表面は平滑。 |
▼種子を弾き飛ばしたあとの果実。 | ▼若い果実。 | |
▼2012年10月29日 果実 玉湯 | ▼果実の基部に5個の膨らみがある。 | ▼膨らみの中に種子が1個ある。 |
▼膨らみの中にある種子。 | ▼種子は長さ約2mm、表面は平滑。 | ▼種子が弾けたあとの果実。 |
▼2004年11月13日 果実 乃白 | ▼2004年7月10日 種子の出た後 ベランダ | |
▼2007年2月4日 若葉には紫褐色の斑模様がある。 城山公園 | ||
▼2013年4月13日 幼葉 玉湯 | ||