つる性多年草 北海道〜九州の日当たりのよいやや乾いた原野に生える。地下茎を長く伸ばして増え、茎を切ると白い乳液が出る。葉は対生し、長さ5〜10cm、幅3〜6cmの長卵状心形で先は尖り、裏面は白緑色を帯びる。葉腋から花序を出し、淡紫色の花をつける。花冠は直径約1cmで5裂し、内側には長い毛が密生する。中心部にはずい柱があり、柱頭は長く花冠からつきでる。副花冠は環状でずい柱の基部を取り巻く。袋果は長さ8〜10cm、幅約2cmの広披針形で、表面にはイボ状の突起がある。種子は扁平な楕円形で翼があり、先端に種髪と呼ばれる長い絹糸のような毛がある。花期は8月。(野に咲く花) 学名は、Metaplexis japonica キョウチクトウ科ガガイモ属 花冠が白色のものをシロバナガガイモという。 |
▼2010年10月13日 田和山 | ▼花冠内側には長毛が密生する。 | ▼柱頭は長く突き出る。 |
▼2009年7月12日 玉湯 | ||
▼2005年8月30日 鹿島 | ||
▼2006年8月5日 西生馬 | ||
▼2004年8月28日 乃白 | ||
▼2008年8月24日 玉湯 | ||
▼2007年6月23日 蕾 鹿島 | ||
▼2005年10月30日 果実 鹿島 | ||
▼2018年10月28日 果実 玉湯 | ||
▼2018年11月26日 果実 玉湯 | ▼葉はすっかり落ちてしまった。 | |
▼2018年12月10日 裂開した果実 玉湯 | ▼種子は種髪をつけている。 | |
▼この個体の種髪は長さ約1cmと短い。 | ▼種子は長さ約8mm。 | ▼種子の周囲に翼がある。 |
▼種子の後部に切れ込みがある。 | ▼種子の裏側。 | |
▼2005年7月17日 八雲 | ▼2005年8月13日 上乃木 | |