エゾオオバコ（蝦夷大葉子）

多年草 北海道〜九州（日本海側）の海岸に多い。全体に毛が多い。葉は長さ5〜20cm、幅2.5〜4.5cm、葉身の基部は次第に狭くなって葉柄となる。花茎は直立し高さ15〜30cmで長さ3〜10cmの穂を作って、密に花をつける。苞は卵形で無毛、萼より短く、萼は楕円形、無毛で長さ2〜2.5mm、中肋は緑色。花冠は4裂し4本の雄しべは長くつきでる。さく果は狭卵形で長さ萼の1.5〜2倍。種子は濃褐色で4個。 花期は5〜8月。（原色日本植物図鑑） 学名は、Plantago camtschatica オオバコ科オオバコ属

▼2015年4月22日　島根	▼花茎は長さ約7cm。	▼花穂は長さ約1.5cm。
▼雌しべの柱頭が伸びている。	▼雌しべが枯れると葯が伸びてくる。	▼萼は長さ約2.5mm。
▼萼をずらすと中に透明な花冠がある。	▼花冠は4裂して雌しべと葯を包む。	▼雌しべと葯を除いた4裂する花冠。
▼花冠の中の雌しべと葯。	▼雌しべと子房。	▼1個の苞と4個の萼片。
▼2011年7月18日　鹿島

▼2007年4月28日　雌性期の花　鹿島		▼雄性期の花
	▼全体に白い毛がある。
▼2005年5月4日　鹿島古浦
▼2014年6月19日　果実　鹿島		▼花序は長さ約3.5cm。
	▼果実は4個の萼に包まれ、基部に1個の苞がある。	▼果実は長さ約3.5mm。
▼萼と苞を取り除いた果実。
▼果実は熟すと上部が帽子のようにとれる。		▼果実には4個の種子がある。
▼上部の帽子状の中に仕切りがある。	▼種子の背面（左）と腹面。	▼種子は長さ約1.5mm。
▼種子の腹面。
▼2011年7月18日　果実　鹿島		▼果実は長さ約4mm。
▼上部の蓋がとれて種子がでる。	▼普通は種子が４個入る。長さ約２mm。
▼葉の表面	▼葉の裏面
▼2016年10月19日　島根		▼全体に毛が多い。
▼2004年11月6日　鹿島
▼2005年7月18日　鹿島

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