ボントクタデ(凡篤蓼)

1年草
本州〜沖縄の水辺に生える1年草。茎は直立し高さ70〜100cm、分枝多く、上向きの毛がある。 葉は長楕円状披針形、鋭尖頭、基部はくさび形、長さ6〜9cm、両面に短毛があり、洋紙質、乾けば茎とともに赤褐色を帯びる。葉柄は短く、葉鞘は筒状で、その1/2の長さの縁毛がある。花は長い穂状にまばらにつき、穂の先は下垂する。花被は緑色で上部紅色、5裂し、腺点があり、長さ3mm。果実は3稜形、黒色または褐色、長さ2.5mm、光沢はない。花期は9〜10月。(原色日本植物図鑑)
学名は、Persicaria pubescens
タデ科イヌタデ属
よく似たヤナギタデは、葉が細長く、表面に黒斑がなく、葉や葉鞘が無毛。葉に辛味がある。
似た花の仲間



▼2017年10月4日 下佐陀▼花被は5裂する。▼花はまばらにつき、花穂の先は垂れる。

ボントクタデ花

ボントクタデ花

ボントクタデ花穂

▼花被は長さ約4mm。▼花被に腺点がある。▼花被の中に果実がある。

ボントクタデ花被

ボントクタデ花被

ボントクタデ果実

▼果実は3稜があり、長さ約3mm。▼小さな網目模様があり、光沢はない。

ボントクタデ果実

ボントクタデ果実

ボントクタデ果実

▼葉は中央で広く、黒斑がある。▼葉の先は尖り、葉身は長さ約8cm。▼葉脈や表面に毛がある。

ボントクタデ葉

ボントクタデ葉

ボントクタデ葉

▼葉脈の毛。▼葉の裏面。▼裏面にも毛がある。

ボントクタデ葉

ボントクタデ葉裏面

ボントクタデ葉裏面

▼裏面葉脈の毛。▼葉鞘は筒型で伏毛がある。▼葉鞘の縁毛は葉鞘の1/2〜2/3長。

ボントクタデ葉裏面

ボントクタデ葉鞘

ボントクタデ葉鞘

▼茎に上向きの毛がある。

ボントクタデ茎

ボントクタデ

ボントクタデ

ボントクタデ




▼2018年10月28日 東出雲▼花はまばらにつき、花穂の先は垂れる。

ボントクタデ果序

ボントクタデ果序

ボントクタデ果序

▼花被の先端は紅色。▼花被は長さ約4mm。

ボントクタデ花

ボントクタデ果実

ボントクタデ果実

▼花被には腺点がある。▼果実は長さ約3mm。

ボントクタデ果実

ボントクタデ果実

ボントクタデ果実

▼果実の表面に微細な網目模様がある。▼葉は先端が尖り、黒斑がある。

ボントクタデ果実

ボントクタデ果実

ボントクタデ葉

▼表面に短毛が密生する。▼葉は長さ約10cm。▼短毛が密生する。

ボントクタデ葉

ボントクタデ葉

ボントクタデ葉

▼裏面に短毛が密生する。▼裏面に小さな腺点が散生する。

ボントクタデ葉裏面

ボントクタデ葉裏面

ボントクタデ葉裏面

▼葉鞘の縁に葉鞘の1/2〜2/3長の毛がある。▼葉鞘には伏毛がある。

ボントクタデ葉裏面

ボントクタデ葉鞘

ボントクタデ葉鞘

▼茎には上向きの毛がある。

ボントクタデ茎

ボントクタデ茎

ボントクタデ

▼水のしみ出す林道に生えている。

ボントクタデ

ボントクタデ


島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑