常緑高木 関東地方南部以西〜沖縄の谷間やすこし湿り気のある斜面などに生え、太平洋側の沿海地の樹林内に多い。高さ10〜15m、直径30〜40cmになる。樹皮は灰褐色で鱗片状にはがれ、あとが紅黄色の斑紋になる。新枝は紫褐色で無毛。葉は互生、葉身は長さ10〜20cm、幅4〜7cmので長楕円形。先端はとがり、基部は円形または広いくさび形。ふちには鋭い鋸歯があり、鋸歯の先は腺になる。両面とも無毛で、ふちは裏面にそり返る。葉柄は長さ約1cmで無毛。上部に蜜腺がある。新枝の葉のわきから長さ約3cmの短い総状花序をだし、白色の花を多数つける。果序の軸や花柄には短毛がある。花序の下部には葉はつかない。花は直径6〜7mm。花弁は5個、長さ約2mmの円形。雄しべは30〜50個、花弁より長くつきでる。萼筒は浅い杯形。果実は核果。長さ1.5cmほどの長楕円形。翌年の5月頃に熟す。花期は9月。(樹に咲く花) 学名は、Laurocerasus zippeliana バラ科バクチノキ属 |
▼20019年9月30日 植栽 殿 | ▼雄しべが多数あり、花弁が見えない。 | ▼花は直径約1cm。 |
▼蕾 | ||
▼20019年12月16日 果実 植栽 殿 | ||
▼20019年9月14日 植栽 殿 | ▼細かな鋸歯があり、先が腺になる。 | |
▼両面とも無毛。 | ▼葉柄の上部に1対の蜜腺がある。 | ▼樹皮は鱗片状にはがれ、斑紋がある。 |
▼20019年9月14日 幼木 植栽 殿 | ▼細かな鋸歯がある。 | ▼表裏とも無毛。 |
▼葉柄の上部に一対の蜜腺がある。 | ▼冬芽と托葉。 | |
▼托葉。 | ||
▼大きな葉は長さ20cm以上ある。 | ||