多年草 本州〜九州の道ばたや丘陵、低山に生える。全体に毛が多い。花期の葉は幅約2cmの円心形。托葉は広線形でふちに腺毛がある。花は白に近い淡紫色。花弁は長さ1〜1.3cmで、側弁にすこし毛がある。距は長さ3〜4.5mm、でこぼこして、後部が太い。花柱の先はカギ形に曲がる。さく果は直径約6mmの球形で粗い毛が密生し、とくに閉鎖花でよく実る。果柄が曲がっているので、さく果は地面に転がっているように見える。熟すと3裂するが、果皮片はほかのスミレのような舟形にならず、種子をはじきださない。種子にはゼリー状の種枕がついている。花期は3〜4月。(野に咲く花) 学名は、Viola hondoensis スミレ科スミレ属 スミレの分類 |
▼2014年4月10日 枕木山 | ▼側弁は無毛。 | |
▼花柱の先は下へ曲がる。 | ▼距はずんぐりし、萼や花柄に毛がある。 | ▼花は長さ約1.5cm。 |
▼托葉の縁は毛がある。 | ▼匍匐茎をだして新株をつくる。 | |
▼2012年4月10日 枕木山 | ▼側弁は無毛。 | |
▼花柱の先が下向きに曲がる。 | ▼距は太めでずんぐりしている。 | ▼萼片は丸みがあり、毛がある。 |
▼葉の先は尖らず、円形〜円心形。 | ||
▼新葉は両側が巻く。 | ||
▼托葉の縁に毛がある。 | ||
▼匍匐茎の先に新株をつくる。 | ||
▼2013年4月18日 枕木山 | ||