多年草 福島県以西〜九州の日当たりの草原に生える。鱗茎は卵形、深く地中にあり、高さ2.5〜5cm、鱗片の内側に褐色の軟毛が密生する。根出葉は2個、線形、葉鞘は地中に埋まる。葉身は地上に開出し、長さ15〜25cm、幅5〜10mm、先は次第に狭くなる。両面平滑、無毛。花茎は高さ15〜30cm、葉は2〜(3)、線形、普通は1茎1花であるが、時に3花をつける。花は日が照ると開く。花被片は披針形、鈍頭、長さ2〜2.4cm、雄ずいは花被片の半長。花粉は1長口がある。果実は円形で3稜があり、長さ1.2cm、頂に6mmの花柱がつく。花期は3〜5月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Amana edulis ユリ科アマナ属 「日本の野生植物」では、チューリップ属(Tulips edulis)として、「花粉の形態が違うので、別属のアマナ属としてチューリップ属から区別する説もある。」としている。 |
▼2013年4月1日 八雲 | ||
▼花は長さ約2.3cm。 | ▼雄しべ6個(1個とれている)。 | |
▼花が終わった花被片。 | ▼花被片がとれ、果実が現れる。 | |
▼未熟な果実。 | ▼長さ約5mmの花柱が残っている。 | ▼花柱を含めて長さ約1cm。 |
▼果実の縦断面、3室あり、稜がある。 | ▼未熟な種子は長さ約1mm。 | |
▼2013年3月24日 八雲 | ▼花被片は6個。 | |
▼柱頭は3裂し、雄しべは6本。子房は3稜がある。 | ▼花茎に苞葉が2個ある。 | |
▼2018年3月24日 八雲 | ||
▼2005年4月2日 八雲 | ||
▼2014年4月7日 蕾 八雲 | ▼2枚の葉の間から花茎が立つ。 | |
▼葉は長さ約11cm。 | ||
▼2019年4月8日 幼果 八雲 | ||
▼2012年3月21日 八雲 | ▼葉の先端は合着してボート状になる。 | |
▼2012年4月14日 八雲 | ▼咲いていない。 | |