アマミヒイラギモチ(奄美柊黐)

常緑低木
奄美大島の山地に生える。高さ2〜4m。若枝には微毛が密生する。若木の葉は楕円形、長さ1.5〜3cm、先はとげとなって鋭くとがり、縁に深く切れ込んで先が鋭いとげとなる2〜4対の歯牙がある。成木の葉は長さ2〜3mmの柄があり、葉身は革質、倒卵形または楕円状円形で先は円く、基部は鈍形、長さ1〜2cm、幅0.8〜1.5cm、鋸歯がなく、両面無毛、葉腋にあるごく短い短枝に1〜3個の花が束生する。鱗片状の苞葉は円形で縁に毛がある。雄花の花柄は長さ3〜4mm。萼片はごく小さく広卵形で先は鈍い。花弁は緑白色、円形で長さ約1.5mm。果実は球形で径約6mm、赤熟する。果柄は長さ約5mm。花期は5月。(日本の野生植物)
学名は、Ilex dimorphophylla
モチノキ科モチノキ属
よく似たセイヨウヒイラギ(Ilex aquifolium)は、葉が長さ5〜12cm、アメリカヒイラギ(Ilex opaca) は北アメリカ原産の常緑高木。葉質ががやや薄い。花は白色。葉縁の鋸歯は触っても痛くない。



葉が2〜3cmと小さいのでアマミヒイラギモチとしている。
▼2019年4月21日 雌花 植栽 玉湯

アマミヒイラギモチ雌花

アマミヒイラギモチ雌花

アマミヒイラギモチ雌花

▼花は直径約5mm。

アマミヒイラギモチ雌花

アマミヒイラギモチ雌花

アマミヒイラギモチ雌花

アマミヒイラギモチ雌花

アマミヒイラギモチ雌花

アマミヒイラギモチ




▼2019年4月28日 雌花 植栽 玉湯▼花弁が3個や5個のものもある。

アマミヒイラギモチ雌花

アマミヒイラギモチ雌花

アマミヒイラギモチ雌花

▼花は葉腋に束生する。

アマミヒイラギモチ雌花

アマミヒイラギモチ

アマミヒイラギモチ

アマミヒイラギモチ

▼2017年10月14日 若い果実 植栽 玉湯
▼果実は葉腋に集散状につく。

アマミヒイラギモチ果実

アマミヒイラギモチ果実

アマミヒイラギモチ果実

▼果実は直径4.5〜5mm。
▼果実の底部、萼がある。

アマミヒイラギモチ果実

アマミヒイラギモチ果実

アマミヒイラギモチ果実

▼果実の先端部、柱頭の跡が残る。▼果実の縦断面、核が4個ある。▼4個の核、長さ約3mm。

アマミヒイラギモチ果実

アマミヒイラギモチ果実

アマミヒイラギモチ核

▼上部の枝の全縁の葉。▼鋸歯の残る葉。

アマミヒイラギモチ核

アマミヒイラギモチ葉

アマミヒイラギモチ葉

▼鋸歯の残る葉。▼下部の枝の鋸歯の鋭い葉。▼葉は長さ2〜3cm。

アマミヒイラギモチ葉

アマミヒイラギモチ葉

アマミヒイラギモチ葉

アマミヒイラギモチ葉

アマミヒイラギモチ葉

アマミヒイラギモチ葉

アマミヒイラギモチ

アマミヒイラギモチ

アマミヒイラギモチ

アマミヒイラギモチ

アマミヒイラギモチ

アマミヒイラギモチ

アマミヒイラギモチ




島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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