一畑中道を歩く





 松江から西へ向かって出雲大社や一畑薬師へ参拝するための道が続いていますが、西長江町で湖岸を行く大社への道と一畑薬師へ向かう山沿いの道とに分かれます。
 一畑中道とは松江から一畑薬師(一畑寺)に参拝するための江戸時代からの古い道で、西長江町の灘組に残る道標を起点とし、ほぼ一直線に一畑薬師に向かっています。道々には一畑薬師からの距離が記された地蔵様が一丁(町)(109m)毎に87基が置かれ町石(一丁地蔵)と呼ばれています。灘組の道標まで88丁(約9.6km)で現在も多数の町石が残っていますが、既にほとんど文字が読み取れない状況になっています。
 確認できない丁番号は大野公民館でいただいた資料を参考にしていますが、距離が合わないものもあり、当時から町石が移動していることも考えられます。また資料にある町石が確認できないものがあり、また機会があれば探してみたいと思います。(2016年3月)

 令和3年に大野公民館(0852-88-2051)で「一畑中道調査記録」が出版され、詳しいルートと町石の写真が紹介されています。

◯一畑中道を歩いた記録

  (1)松江市西長江町〜大野町十膳山

  (2)松江市大野町十膳山〜一畑寺

  (3)松江市西長江町〜一畑寺(再確認)

  (4)四十七丁町石(確認)

  中道のルートと町石の確認場所(国土地理院地形図)

  国土地理院地形図(松江市内)(jpg画像)

  国土地理院地形図(出雲市内)(jpg画像)

●ダウンロードファイル
  ルートと町石確認場所(ファイルを解凍し、KMLファイルを地理院地図にドラッグすると表示できます。)

◯大野公民館でいただいた資料

  中道のルート(PDF)

  中道の栞

松江の山・三角点、歴史の径を歩く