2013年10月28日の日記

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2013年10月28日(月) 鹿島町古浦〜片句
 先日図鑑を見ていたら、オカヒジキの果実の絵と並んでハリヒジキの絵が載っていました。オカヒジキの萼は翼状にならず、ハリヒジキの萼は翼状に広がるそうです。そういえばと思って今までのオカヒジキの果実の画像を見ると、この2種類のようなものがありました。萼に広がりのあるものは帰化種のハリヒジキなのでしょうか。鹿島町の砂浜に行って果実の様子を見ようと出かけました。
 砂浜には先月に5株のハマナタマメの小さな株を見つけていましたが、今日は3株しか見つけられませんでした。枯れたのか、波にさらわれたのかでしょう。この辺では越冬はできないようです。
 オカヒジキは既に枯れていましたが、果実の様子は見ることができました。果実にはまったく萼の広がりのないもの、少し広がりのあるもの、大きく広がったものの3様があるように思われました。オカヒジキと思われる萼に広がりのないものは、苞葉の間から果実を取り出すのに苦労しますが、大きな広がりのあるものは、容易に果実をはずすことができました。大きな広がりのある株は1個しか見ていないので、この特徴が固有のものなのか、この個体の変異なのかは不確かです。また来年の課題になってしまいました。
 砂浜を離れて山手の方を歩いてみましたが、これといって写すようなものに出会えませんでしたが、イヌヨモギに出会えました。今までまだ2箇所でしか見ていませんが、3箇所とも同じ鹿島町で、他ではまだ見かけません。
 山道にアオミズがたくさん生えており、若い果実をたくさんつけていました。雄花は確認することができますが、雌花はなかなか見ることができません。花序の中を探してみると、小さな雌しべの柱頭のようなものが見えました。たぶんこれが雌花と思いますが、長さが0.5mmくらいの小さななものでした。

ヨシススキ

モクゲンジ

ハマナタマメ

西生馬
ヨシススキ
鹿島
モクゲンジ(冬芽)
鹿島
ハマナタマメ

ツワブキ

アキグミ

ハスノハカズラ

鹿島
ツワブキ
鹿島
アキグミ(果実)
鹿島
ハスノハカズラ(冬芽)

ノブドウ

オカヒジキ

ハリヒジキ

鹿島
ノブドウ(冬芽)
鹿島
オカヒジキ(果実)
鹿島
ハリヒジキ(果実)

オシロイバナ

ガマズミ

イヌヨモギ

鹿島
オシロイバナ(果実)
鹿島
ガマズミ(果実)
鹿島
イヌヨモギ

アオミズ

ナンテンハギ

アキノミチヤナギ

鹿島
アオミズ
鹿島
ナンテンハギ(果実)
末次
アキノミチヤナギ(果実)
地 図


島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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