2007年11月4日のサイクリング日記

松江の花図鑑>日記

2007年11月4日(日) 玉湯〜忌部へ
 今日の朝はゆっくり散髪などへ行っていたので、近くの玉湯の山へ行くことにしました。山の上の溜池の脇に初夏からキッコウハグマが蕾をつけていたので、様子を見に行くことも目的にありました。
 溜池への道は草が生い茂って、気をつけて歩かないと引っ付き虫が襲ってきます。溜池の脇にはキッコウハグマが白い花をたくさんつけていました。閉鎖花が多い花ですが、ここではしっかりと咲いていました。草むらの中にユリ科を思わせる葉が茂っているのを見ましたが、たぶんヤブカンゾウなどではないかと思います。でも夏に来たときに花はなかったような気がするのだが。来年までお預けになりそうです。
 あとこの山では以前春ににサイコクキツネヤナギの花を写しているので、その木を思い出しながら探して、葉の様子を写すことができました。その気で探さないと全く目立たない低木の木です。
 見上げた木の上に黒い実が見えたので止まってみると、ゴンズイの実でした。また道路脇に背の高いセイタカヨシが群生していました。名前のとおり3mくらいになって茂っています。
 この山はこのくらいにしておいて、いったん玉湯のへ下りて、奥のほうへと向かい、夏に通った林道大谷東線へ入る別の道があるようなので、向かってみることにしました。珍しい名前の神社「一人女(ひとひめ)神社」の脇から舗装された林道が上へ向かっているのを上がってみました。畑の中で葉の落ちた梅の木に白い小さな実がたくさんぶら下がっているのは、スズメウリでした。スズメウリは分布が少ないのか出会うのも久しぶりです。
 まだ野菊の仲間は写すのを敬遠していますが、これはヨメナだろうと思われるものが、ちょうど花も散って実ができているようなので、冠毛の様子を確認しながら写しておきました。(この時点では冠毛の長めのヨメナと思っていましたが、図鑑を調べると冠毛の長さや葉の様子などからオオユウガギクのようです。)
 舗装された林道はあまり急坂でもなく、上がって行くと砂利道の林道へと出ました。この砂利道が夏に通った林道でした。ここからしばらく砂利道が続くので、平坦な道だけどスピードを出すこともできず、西に傾く太陽を気にしながら走りました。林道終点からは舗装道路になりますが、ここから忌部への山越えの道は急坂で、今日の一番の難所です。ちょっと大袈裟です。
 山際の背の高い木の上に柿の実が見えました。これはマメガキかなと思いました。遠いために大きさははっきりしませんが、小さいながらも3cm程度はありそうなので、カキノキと判断しました。
 今日も新しいものの発見はあまりありませんでしたが、イネ科をササガヤ、アシボソの2種増やすことができました。

シダレヤナギ

シャクチリソバ

タブノキ

田和山
シダレヤナギ
田和山
シャクチリソバ
玉湯
タブノキ

キッコウハグマ

ナツハゼ

カマツカ

玉湯
キッコウハグマ
玉湯
ナツハゼ
玉湯
カマツカ

ヤブムラサキ

シラカシ

ササガヤ

玉湯
ヤブムラサキ
玉湯
シラカシ
玉湯
ササガヤ

シロダモ

サイコクキツネヤナギ

玉湯
ヤブカンゾウ?
玉湯
シロダモ
玉湯
サイコクキツネヤナギ

ゴンズイ

セイタカヨシ

スズメウリ

玉湯
ゴンズイ(実)
玉湯
セイタカヨシ
玉湯
スズメウリ

ナワシログミ

オオユウガギク

オオユウガギク

玉湯
ナワシログミ
玉湯
オオユウガギク
玉湯
オオユウガギク(実)

カキ

アシボソ

オギ

玉湯
カキノキ
西忌部
アシボソ
西忌部
オギ
地 図


島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑