2003年1月のサイクリング日記



2003年1月12日(日) 大東・山王寺の棚田へ
 今日は朝から天気も良く、前回からなかなか行けなかった大東山王寺の棚田を見に行こうと出かける。今回は八雲村から峠を越えて大東へ入ろうと走る。八雲村に入ったところで、今日は凧揚げ大会なのか、多くの人が凧を揚げている。
 熊野大社を過ぎた所で、熊野大社「上の宮」跡を訪ねてみた。熊野を過ぎて須谷からの林道を進む途中、炭焼きの風景に出会った。ここから更に上がると徐々に道路脇には雪が残るようになる。峠を越えると大東須賀へ下りてくる。
 次は県道を渡り、反対側の山に向かって海潮宍道線を登る。山王寺、標高約300m、後原地区からの眺望は、下に棚田が続き、遠くに連なる山々と日本の原風景が広がっている。最近作られた展望台があり、すぐ近くには、茅葺き屋根の家が残っている。
 やっとたどり着けた棚田の風景でしたが、次回は田植えの終わった季節に来ようと思う。
所要時間3時間30分
 「熊野大社上の宮跡」
 いつの世にも人々から出雲国一之宮として篤い崇敬をあつめている熊野大社は古代、意宇川の源流である熊野山(現在の天狗山)にありましたが、中世より里に下り近世末まで「上の宮」、「下の宮」(現在の熊野大社)の二社祭祀の形態をとりました。
 ここは「上の宮」跡で、伊邪那美神社・事解男神社・速玉神社・五所神社・八所神社・久米神社等がありました。背後の山は御笠山と言います。ここのそれぞれの神社の具体的築造年代は不詳でありますが、多くは中世、紀伊国の熊野信仰の全国的広がりの中で造営されたものと言われています。(熊野大社)
 「山王寺の棚田」
 ここ山王寺の棚田は、平成11年7月26日に農林水産省より「日本の棚田百選」に認定されました。大東の北東部の標高300mの山腹に位置し、面積約19ヘクタール、棚田枚数約200枚有し、36戸の農家により守られています。
 南向きの地形を巧みに利用し、水利を工夫し、古代から努力を重ねて棚田を開発し、美味良質のお米を生産してきました。
 向こうに連なる山波や眼下に広がる棚田の形状の美しさ、周辺の農村風景が溶け込んだ景観はまさに自然と人工のおりなす芸術です。神代の昔、須佐之男命がこの地を絶賛した須賀の地につづくまさに奥出雲地方の原風景であります。(大東)

八雲村
凧揚げ
八雲村熊野
上の宮跡
八雲村若須
炭焼き

八雲村若須
峠道
大東山王寺
棚田
大東山王寺
棚田

大東山王寺
棚田のパノラマ
大東山王寺
茅葺民家
大東山王寺
展望台

大東山王寺
棚田の風景
大東山王寺
茅葺民家
地図

松江の花図鑑

2003年1月1日(水) 大東・山王寺へ
 朝は雨。新年の初日の出を松江城の天守閣から見ようと思っていたが、だめのよう。天守に登ってから雨もやみだんだんと雲が切れてくるが、最後の雲がなくならず日の出は見られなかった。
 天気もなんとか持ちそうなので、去年から考えていた「棚田百選」に選ばれている大東山王寺の棚田を見ようと出かける。忌部から峠を越えて山王寺へ行くが途中で雨が降り始め、あわてて帰る。なかなか棚田のすばらしい風景に出会うことができない。
所要時間2時間

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松江城天守から
日の出?
大東山王寺
残雪
大東山王寺
棚田

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大東山王寺
棚田
地図

島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑