ヤマジノホトトギス（山路の杜鵑草）

多年草 北海道南西部〜九州の山野に生える。茎は高さ30〜60cm。斜め下向きの毛がある。葉は卵状長楕円形または狭長楕円形で、まばらに毛があり、先は急にとがり、長さ8〜18cm。花は茎頂と葉腋に1〜2個つ。花柄に毛が多く、花は長さ約2cm、花被片は白色で紫色の斑点が少なく、下部には紫色の大きな斑点がある。上部は平開するがそり返らない。花糸と花柱とに紫色の斑点はない。花期は8〜10月。（日本の野生植物） 学名は、Tricyrtis affinis ユリ科ホトトギス属

▼2017年9月4日　東忌部	▼花被片は平開し、花糸に斑点がない。	▼雄しべは6個。
	▼外花被片の基部に距がある。	▼花は直径約3.5cm。
▼葉腋に花が6個つくものがある。

▼2014年7月20日　宍道	▼柱頭裂片は更に2裂し、腺状の突起がある。	▼雄しべの花糸には斑点がない。
▼この個体は花被片が反り返り気味になる。
▼2012年7月8日　宍道	▼雄しべは6個、柱頭は3裂し更に2裂する。
▼花被片は平開する。	▼外花被片の基部に距がある。
▼葉の基部は茎を抱く。	▼茎に下向きの毛がある。
▼2007年9月27日　大平山
▼花は葉腋に1〜3個つく。
▼2007年8月12日　八雲東岩坂
▼2007年6月30日　玉湯	▼蕾
▼2015年12月20日　果実　島根	▼熟すと先端が開き、種子が出る。	▼中に種子が見える。
▼開いていない果実。	▼先端が開いた果実。	▼種子は長さ約2mm。
	▼横長の網目模様がある。
▼2011年11月26日　果実　玉湯	▼熟すと先端が３裂し、種子が出る。	▼若い果実。
▼果実は３稜があり、内部は３室に分かれる。	▼各室に種子が積み重なっている。
▼果実は長さ約3.8cm。	▼種子は長さ約2mm。
▼2009年12月6日　果実　八雲
▼種子は長さ2mm程度。
▼2005年9月24日　若い果実　玉湯
▼2005年5月8日　幼い株　西忌部
▼2004年6月19日　玉湯	▼2003年7月26日　忌部高原	▼2006年8月26日　玉湯
▼2004年9月11日　朝日山	▼2004年8月21日　忌部高原	▼2003年10月18日　上東川津
▼2003年9月15日　佐草
▼2005年9月3日　西忌部

▼普通1〜3花がつくはずだが果実が5個ついている。茎は頑丈そうに直立している。他所で花が6個つくものも確認している。
▼2016年9月15日　果実　大東	▼普通1〜3花がつくとあるが5個と多い。	▼茎には下向きの毛がある。
		▼高さ約126cm。
▼2013年1月12日　果実　宍道	▼普通1〜3花がつくとあるが5個ある。	▼果実は熟すと先が3裂する。
▼果実は長さ約3cm。	▼種子は長さ約2mm。
▼種子の表面の拡大。		▼茎は直立している。

島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑へ