多年草 北海道〜九州の山地や日当たりのよい湿地に普通。植物体は密に叢生する。稈は直立して高さ10〜60cm。葉は細くてやや硬く、幅0.7〜1mm、無毛。基部の鞘は褐色。花序は通常1個の小穂からなり、小穂の基部に苞葉の葉身が1枚ある。小穂は長卵形、長さ8〜20mm、密に多数の花をつけ、やや光沢があって、黄褐色。鱗片は楕円形で、長さ4〜6mm、多数の細かい脈があり、黄白色、やや光沢があり無毛。そう果は広倒卵形、長さ1〜1.2mm、横断面はレンズ形、表面は平滑、濃褐色に熟し、基部に長い柄がある。花柱は有毛で、長さ4〜6mm、極めて扁平。柱頭は2個。花期は7〜10月。(岡山県カヤツリグサ科植物図譜) 学名は、Fimbristylis subbispicata カヤツリグサ科テンツキ属 |
▼2015年7月25日 佐草 | ▼茎頂に小穂が1個つき、基部に1個の苞葉がつく。 | |
▼小穂は長さ約11mm。 | ▼鱗片は長さ約6mm。 | ▼鱗片をはずすと、若い果実がある。 |
▼若い果実、花柱は有毛、線形の雄しべ。 | ▼柱頭は2岐。 | ▼果実の基部に柄がある。 |
▼花茎は長さ約30cm。 | ||
▼2014年8月18日 鹿島 | ▼茎頂に小穂が1個つき、基部に1個の苞葉がつく。 | |
▼小穂は長さ約2cm。 | ▼鱗片は長さ約6mm。 | |
▼鱗片は無毛。 | ▼雄しべ3個、柱頭2岐、刺針状花被片はない。 | ▼果実には長さ約0.5mmの柄がある。 |
▼柱頭は2岐し花柱に毛がある。 | ▼果実は長さ約1.3mm、明瞭な柄がある。 | ▼表面に網目模様がある。 |
▼花茎は長さ約40cm。 | ▼海岸の岩場に生えている。 | |
▼2012年8月26日 玉湯 | ▼苞葉が1個つく。 | |
▼小穂は長さ約2cm。 | ▼鱗片は長さ約6mm。 | |
▼鱗片に包まれた果実。柱頭は2岐する。 | ▼果実と毛のある花柱、2岐する柱頭。 | ▼柄のある果実と3個の花糸。 |
▼果実は長さ約1.2mm、長さ0.5mmの柄がある。 | ▼微細な網目状の模様がある。 | |
▼花茎の高さ約50cm。 | ||
▼2009年8月1日 玉湯 | ▼小穂の基部に1枚の苞葉がつく。 | ▼鱗片に包まれた果実。 |
▼果実の基部に柄がある。右は雌しべ、柱頭は2岐。 果実の長さは約1.2mm。 | ||
▼果実の表面に網目状の模様がある。 | ||
▼2005年9月10日 佐草 | ||
▼2004年8月10日 乃白 | ||