多年草 北海道〜九州の山地に生え、高さは60〜90cm。茎は木質化した地下茎から直立し、稜に下向きの毛がある。葉は対生し、長さ3〜6cm、幅2〜4cmの広卵形で粗い鋸歯、基部は細くなって葉柄の翼に続く。枝先の長い花穂に青紫色の小さな唇形花を数個ずつ数段につける。花冠は長さ7〜9mm。上唇は4裂して立ち上がり、濃い青紫色の線状の斑点がある。下唇は2裂して前方へつきだし、ふちは内側に巻く。雄しべ4個と雌しべは下唇の中に包まれる。萼はほぼ等しく5裂する。花期は9〜10月。 学名は、Isodon inflexus シソ科ヤマハッカ属 白い花をつけるものは品種、シロバナヤマハッカ(Isodon inflexus f. leucanthus)と名前がある。 関東西南部〜中部当南部に分布するよく似たイヌヤマハッカは上唇に線状の斑点がない。 |
▼2006年7月15日 鹿島 | ||
▼2010年10月11日 鹿島 | ▼下唇は内側に巻き、雄(雌)しべを包み込む。 | |
▼2011年11月26日 玉湯 | ||
▼2006年7月15日 鹿島 | ||
▼2005年9月24日 玉湯 | ||
▼2003年10月12日 上来待 | ||
▼2004年9月11日 朝日山 | ▼2003年9月15日 佐草 | |