越年草 日本全土の野原や道ばたにふつうに生える。高さ30〜70cm。葉は長さ5〜10cmの2〜3回羽状複葉。小葉は卵状披針形で、細かく切れ込み、両面とも粗い短毛が密生する。枝先に小形の複散形花序をだし、白色の小さな花をつける。花弁は5個あり、花序の外側のものが大きい。小花柄は4〜10個。総苞片は細長い。果実は長さ2.5〜3.5mmの卵状楕円形で、カギ状に曲がった刺毛が密生する。花期は5〜7月。(野に咲く花) 学名は、Torilis japonica セリ科ヤブジラミ属 似た仲間にオヤブジラミがあり、小果柄が長い。 |
▼2013年7月20日 美保関 | ▼花弁は5個、先端中央で中裂しうねる。 | ▼子房には刺が密生し、柱頭が2裂する。 |
▼雄しべの葯は落ちてしまっている。 | ▼花は子房を含んで長さ約4mm、花柄は約2mm。 花は直径約3mm。 | |
▼若い果実、先が曲がった刺が密生する。 | ▼小花柄は短い。 | ▼小花柄は長さ1.5〜2mm。 |
▼若い果実は長さ約5mm。 | ▼散形花序を5個つけた複散形花序。 | ▼複散形花序を2個出している。 |
▼葉は2回羽状複葉。 | ▼茎の中部の葉は長さ約9cm。 | |
▼葉の表面に粗い短毛がある。 | ▼葉の裏面には粗い短毛がある。 | |
▼茎に短毛がある。葉柄基部は茎を包む。 | ||
▼2012年7月31日 横手林道 | ▼花が密につく。 | |
▼2012年7月8日 宍道 | ▼花が密につく。 | |
▼2005年7月23日 東持田 | ||
▼果実 小果柄は短い。 | ||
▼2004年7月24日 東持田 | ||
▼2013年9月19日 果実 宍道 | ▼果実は2個の分果に分かれる。 | ▼分果にはカギ状の刺が密生する。 |
▼分果の背面、長さ約4mm。 | ▼分果の腹面。 | ▼種子は長さ約3.5mm。 |
▼2007年2月12日 佐草 | ||