ウマノアシガタ（馬の脚形）

多年草 北海道〜沖縄の日当たりのよい山野に普通に生える。茎は高さ30〜70cm、開出した白毛を密生し、縦にすじがあり、中部以上はよく分枝する。根出葉は開出毛のある長柄があり、腎円形で掌状に3〜5中〜深裂し、裂片はさらに2〜3浅〜中裂、不ぞろいな鈍鋸歯があって基部は心形、幅4〜8cm、両面にねた毛がある。茎葉は短柄があり、3深裂、裂片は3中裂で鋸歯縁、幅5〜9cm、上部のものの裂片は線形、全縁。花柄は2.5〜7cm。萼片は5個、楕円形、舟形、長さ5〜6mm、背部に毛がある。花弁は5個、黄色で光沢があり、広倒卵形または倒卵形、長さ8〜11mm、基部は爪となり、蜜腺がある。雄しべは多数、花糸は無毛、長さ2.5〜3.5mm、葯は1〜1.3mm。集合果は球形。そう果は倒卵円形、長さ2〜2.5mm、無毛、花柱は短く、少し外曲する。花期は4〜6月。（原色日本植物図鑑） 学名は、Ranunculus japonicus キンポウゲ科キンポウゲ属 根生葉はゲンノショウコとよく似ている。　ゲンノショウコとの葉の比較 　また花がよく似て、葉が3出するキツネノボタン、ケキツネノボタンなどがある。 　よく似た花。

▼2014年4月26日　宍道	▼萼は反り返らない。
	▼花は直径約3cm。
	▼花弁は長さ約1.5cm、基部に蜜腺がある。	▼茎の上部の葉は無柄で線形に深裂。
▼茎の下部の葉、短柄で複葉ぎみに3深裂する ものがある。	▼根生葉は長柄で、通常は3中裂。	▼複葉ぎみに3深裂し、小葉に柄があるように 見えるものがある。
▼根生葉は長柄がある。	▼右の葉は複葉のように3深裂している。	▼複葉のように3深裂し、小葉に柄があるよう に見える。
	▼表面に毛が多い。
▼裏面の脈上に毛が密生する。		▼根生葉のいろいろ。
		▼根生葉のいろいろな形。

▼2014年4月23日　玉湯	▼萼片はそり返らない。
▼花は直径約2.5cm。
▼若い果実。	▼果実の先端の花柱はごく短い。	▼上部の茎葉は線形で3深裂、葉柄はない。
▼中部の葉は3深裂、葉柄はほとんどない。	▼根生葉は長い柄があり3中裂。	▼根生葉は3中裂〜3深裂する。
▼茎には開出する毛がある。
▼2011年4月9日　玉湯	▼萼片はそり返らない。
▼花柄の毛	▼上部の葉は深裂し、裂片は細い。
▼下部の葉は3中裂し、さらに浅裂する。		▼中部の茎
▼下部には毛が多い。
▼2010年4月29日　玉湯	▼そう果の花柱は短い。
▼葉が3深裂し、さらに浅裂する。
▼2010年4月8日　玉湯	▼萼片はそり返らない。
	▼最上部の葉は基部まで裂け、裂片は線形。	▼中部の葉は3深裂し、更に裂ける。
	▼下部の茎には長い毛が多い。	▼葉は3深裂し、さらに切れ込む。
▼葉の両面に毛が密生する。
▼2005年4月2日　東忌部	▼茎葉はほとんど葉柄がなく、3深裂する。
▼2004年3月13日　法吉
▼2003年5月28日　八雲
▼2014年5月1日　若い果実　玉湯
▼果実は長さ約2.5mm、花柱はごく短い。
▼2013年5月2日　果実　東持田
▼集合果はほぼ球形、長さ約8mm。	▼果実は未熟なものを含めて47個あった。	▼果実は長さ約2.5mm、花柱はごく短い。
▼表面には微小な突起がある。	▼表面の拡大。
	▼萼片はそり返らない。	▼花は直径約2cm。
		▼根生葉は長い葉柄がある。
▼中部の茎葉。	▼上部の茎葉はほとんど葉柄がない。	▼根生葉には長い葉柄がある。
	▼葉の表面には伏毛がある。	▼葉柄に開出毛がある。
	▼裏面に伏毛がある。	▼中部の葉は深裂し、葉柄がある。
▼上部の葉は深裂し、ほぼ無柄。
▼2006年6月3日　東忌部		▼果実
▼2012年11月10日　根生葉　宍道
		▼葉柄の開出する毛。
▼2007年1月21日　根生葉　佐草
▼2005年5月28日　果実　八雲

島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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