多年草 北海道〜九州の山野に生える。茎は太く、短毛があり、高さは1〜1.5mになり、ときに枝を分ける。葉は互生し、長い柄があり、広くて大きい2回羽状複葉となり、広三角形で、ほぼ水平に広がる。葉柄の基部に小托葉がある。小葉は柄がないか短い柄があり、卵形〜長楕円形、長さ3〜30cm、幅3〜20cm、先は鋭尖形、縁に細鋸歯があり、両面に短毛がある。散形花序が複総状に集まり、大きな花序となる。花柄には褐色の綿毛が密生する。萼はふつう無毛でときに有毛。歯牙は三角形。花弁は5枚、淡緑色、長卵形で、先は鋭形、萼より長い。雄蕊は5個、子房は下位で5室に分かれ、各室に1個の胚珠が下垂する。花柱は5個、花柱と雄蕊の間に花盤がある。液果は球形で黒紫色に熟し、径1〜3mm。花期は8〜9月。(日本の野生植物) 学名は、Aralia cordata ウコギ科タラノキ属 |
▼2014年9月8日 乃白 | ▼両性花序の下部に雄性花序がつく。 | ▼雄花。 |
▼受粉後のの両性花序、子房が膨らんでいる。 | ▼雄花は直径約3mm。 | |
▼小枝の先に雄花序がつく。 | ||
▼2019年9月9日 八雲 | ▼枝先の両性花の下に雄花序がつくとされる。 | ▼雄花序は遅れて咲く。 |
▼雄花も両性花と見かけ上区別できない。 | ▼雄花とされるもの;雄しべと柱頭がある。 | |
▼2014年8月23日 西尾 | ▼両性花。花弁、雄しべが落ち柱頭が伸びる。 | |
▼両性花。 | ▼両性花序の下部に雄花序がつく。 | |
▼2012年8月30日 両性花 大東 | ▼雄性期の両性花。 | ▼花柱と雄蕊の間に花盤がある。 |
▼両性花 雌性期 | ▼花柱が5個ある。 | |
▼2011年9月10日 島根 | ||
▼2009年8月29日 枕木山 | ||
▼葉柄基部に小托葉がある。 | ||
▼2013年9月26日 果実 東出雲 | ▼散形花序は直径約3.5cm。 | |
▼果実は直径約3mm。 | ▼種子が5個あった。 | |
▼種子は長さ約2.5mm。 | ||
▼2010年10月13日 果実 西忌部 | ||
▼葉柄基部に小托葉がある。 | ||
▼2004年9月20日 田和山 | ||
▼2007年8月10日 八雲 | ||
▼葉柄基部に小托葉がつく。 | ||
▼2003年9月21日 東忌部 | ||
▼2012年7月10日 小さな株 東出雲 | ▼葉柄基部に1対の小托葉がつく。 | ▼茎や葉柄に短毛が多い。 |
▼大きな株には大きな小葉がつく。 | ▼小葉は数個に中裂する。 | |
▼2012年6月26日 西長江 | ▼葉は大きな2回羽状複葉。 | ▼小葉の基部は心形。 |
▼小葉は長さ約24cm。 | ||
▼裏面に短毛がある。 | ▼葉柄、葉軸に短毛が散生する。 | ▼葉柄基部は茎を抱き、小托葉がつく。 |