ツルナ(蔓菜)

多年草
北海道西南部〜沖縄の太平洋側の海岸の砂地に生える。全体に細かい粒状突起があってややざらつく。茎は基部地上をはい長さ40〜80cm。葉は長さ1〜2cmの葉柄があり、葉身は厚くて長さ4〜7cm、幅3〜5cm。花は葉腋つき、萼筒は長さ3〜4mm(果時6〜7mm)で肩に4〜5個の突起があり、裂片は広卵形で4〜5片、開花時は内面黄色、花弁はない。雄しべは9〜16。子房は下位、花柱は4〜6。堅果は裂開しない。花期は6〜9月。(原色日本植物図鑑)
学名は、Tetragonia tetragonoides
ハマミズナ科ツルナ属



▼2014年6月30日 島根▼花弁はなく、萼の内側が黄色くなる。▼萼は4〜5裂する。

ツルナ花

ツルナ花

ツルナ花

▼花は直径約8mm。▼萼筒は長さ約4mm。

ツルナ花

ツルナ花

ツルナ花

▼若い果実。萼筒に5個の突起がある。▼萼筒は長さ約1cm。▼直径は約1.3cm、核が1個入っている。

ツルナ果実

ツルナ果実

ツルナ果実

▼核の上面、直径約7mm。▼核の側面、長さ約4mm。

ツルナ核

ツルナ核

ツルナ

▼葉は葉柄を含めて長さ約8cm。▼粒状突起が密生する。▼葉の裏面。

ツルナ葉

ツルナ葉

ツルナ葉裏面

▼葉の裏面には粒状突起が密生する。▼茎にも粒状突起が密生する。

ツルナ葉裏面

ツルナ葉裏面

ツルナ花茎

ツルナ茎

ツルナ




▼2012年8月5日 島根

ツルナ花

ツルナ花

ツルナ花

ツルナ葉

ツルナ葉

ツルナ葉

▼表面に粒状の突起が多い。

ツルナ葉

ツルナ葉裏面

ツルナ葉裏面

▼裏面の粒状突起。

ツルナ葉裏面

▼若い葉は白く見える。

ツルナ葉

ツルナ葉

ツルナ葉裏面

▼蕾▼茎の粒状突起。

ツルナ蕾

ツルナ茎

ツルナ茎

ツルナ

▼2014年8月12日 果実 鹿島 ▼果実の側面、長さ約1cm。

ツルナ果実

ツルナ果実

ツルナ果実

▼果実の正面、直径約1cm。▼果実の縦断面、上部に硬い核がある。▼核の上面、直径約5mm。

ツルナ果実

ツルナ果実

ツルナ核

▼核の側面、長さ約5mm。▼核の上部の小さな膨らみの下に4室がある。▼膨らみを除くと各室の中に1種子がある。

ツルナ核

ツルナ核

ツルナ核

▼未熟な種子を含めて4個あった。▼種子は長さ約2.5mm。▼核の横断面、この核には6室がある。

ツルナ種子

ツルナ種子

ツルナ核

ツルナ

▼2009年10月3日 果実 福富▼若い果実▼花弁はなく、黄色いのは萼。

ツルナ果実

ツルナ果実

ツルナ花

▼葉に粒状の突起がある。

ツルナ花

ツルナ花

ツルナ

▼茎に粒状の突起がある。

ツルナ茎

ツルナ

ツルナ

▼2004年6月13日 鹿島▼果実

ツルナ花

ツルナ果実

ツルナ花

ツルナ

ツルナ

ツルナ

ツルナ

▼2005年11月5日 島根

ツルナ

ツルナ果実



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑