トウカエデ(唐楓)

落葉高木
中国・台湾の原産。街路樹として広く植栽されている。高さ10〜20mになる。樹皮は灰褐色で、成木では短冊状にはがれる。短枝は刺のように見える。若い枝には白色の軟毛がある。葉は対生。葉身は長さ4〜8cmの倒卵形、掌状の3脈があって浅く3裂する。基部は浅いハート形または円形。裂片は三角形で先はとがる。成木では全縁だが、幼木ではふちに大きな鋸歯がある。表面は光沢があリ、裏面は青緑色で、やや白みを帯びる。若葉は赤みを帯びる。葉柄は長さ2〜6cmで、はじめ軟毛がある。雌雄同株。一つの花序に雄花と両性花が混生する。長さ2〜3cmの散房花序に淡黄色の花を20個ほどつける。花序には白い毛が密生する。花弁は5個。雄しべは8個。雄花では花弁より長く、両セカでは花弁より短い。花柱と子房には白い毛が密生する。萼片は5個、長さ約2mmの狭長楕円形。果実は翼果。分果は長さ約2cmで、あまり開かず、ほとんど平行または鋭角に開く。10月頃に熟す。花期は4〜5月。
 冬芽は卵形で先端はとがる。芽鱗は9〜13枚あり、ふちには灰色の毛が生える。葉痕はV字形、維管束痕は3個。(樹に咲く花)
学名は、Acer buergerianum
ムクロジ科カエデ属



▼2010年5月8日 植栽 風土記の丘

トウカエデ

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▼2008年8月17日 果実 風土記の丘

トウカエデ

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▼2010年3月13日 冬芽 風土記の丘

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