トウゲシバ(峠芝)

常緑シダ植物
各地の林床に群生し、スギの幼苗に似る。茎は地表で短く斜上して、直立する。葉は倒披針形〜長楕円状披針形、下部は短い葉柄となり、縁に不整な鋭鋸歯がある。胞子嚢群は上部の葉腋に1個ずつつき、黄色に熟して横に裂けて胞子を出す。茎の上部に無性芽ができ、これが落ちて新植物となる。胞子期は7〜9月。
葉の幅によってホソバトウゲシバ(2mm以内)、ヒロハノトウゲシバ(2〜3mm)、オニトウゲシバ(3〜5mm)の3型が分けられることもあるが、連続的であるとして最近ではまとめられることが多い。
学名は、Lycopodium serratum
ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属



葉の幅が2mm以内なのでホソバトウゲシバのタイプ
▼2011年3月12日 無性芽 八雲▼無性芽

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ

▼無性芽の裏面▼葉の幅は2mm以内。

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ

▼胞子嚢群が開いて胞子が飛び出す。

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ




▼2011年4月9日 無性芽 玉湯▼葉幅が2mm以内。▼開いたソーラス。

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ

▼葉腋にソーラスがつく。

トウゲシバ

トウゲシバ


葉の幅が2〜3mmなのでヒロハノトウゲシバのタイプか
▼2011年4月9日 玉湯

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ


▼2008年11月1日 東忌部

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ

▼2004年11月13日 佐草

トウゲシバ

トウゲシバ

トウゲシバ

▼2003年12月23日 佐草

トウゲシバ

トウゲシバ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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