常緑つる性木本 本州〜九州の常緑樹林の林内または岩場に生える。茎から気根をだし、樹幹や岩壁をよじ登る。枝は淡褐色〜褐色。褐色の毛が密生する。葉は対生。林冠に達している枝の葉は長さ3〜7cm、幅1.5〜2.5cmの楕円形で全縁。革質で、表面には光沢がある。林床を這うつるの葉は長さ1〜2cm、幅5〜10mmと小形で、波状の浅い鋸歯があり、脈沿いに斑が入る。枝先や葉腋に集散花序をだし、白い花をつける。花は芳香があり、白色から淡黄色に変化する。花冠は直径2〜3cmの高坏形、筒部は長さ7〜8mm、上部は5裂する。花冠の裂片はねじれる。果実は袋果。長さ15〜25cmの円柱形。種子は長さ1.3cmほどの線形で、先端に長さ約2.5cmの冠毛がある。花期は5〜6月。(樹に咲く花) 学名は、Trachelospermum asiaticum キョウチクトウ科テイカカズラ属 似た花にケテイカカズラがあり、花筒の太い部分と細い部分の長さがほぼ同じことや葉裏の毛などで見分ける。 |
▼2004年6月6日 玉湯 | ||
▼2019年8月12日 長海 | ▼花は直径約2cm。 | |
▼bがaより非常に長い。 | ▼花柄は無毛。 | |
▼枝には毛が密生する。 | ||
▼2005年6月19日 玉湯 | ||
▼aがbより非常に長い。 | ||
▼2022年5月29日 佐草 | ||
▼2003年6月15日 東出雲 | ||
▼2007年6月23日 鹿島 花は開花後黄色く変色するというが、このような色合いは初めてだ。 | ||
▼2013年1月31日 種子 八雲 | ▼果実は2個が対になり、長さ約16cm。 | |
▼種子は種髪を下にして並ぶ。 | ▼種子は長さ約1.5cm。 | |
▼種子の裏には溝がある。 | ▼溝の拡大。 | ▼種髪は長さ約2.5cm。 |
▼種髪には刺などはない。 | ▼果実は2個が対になる。 | |
▼岸壁を気根をだしてよじ登る。 | ||
▼2009年11月23日 果実は2個が対になる。 宍道 | ▼丸いのは虫えい(テイカカズラミサキフクレフシ) | ▼虫えいは対になるべき二つの実が一つに丸くなる。 |
▼2009年9月21日 果実は2個が対になる。 宍道 | ||
▼2015年1月24日 果実殻 宍道 | ▼種子が出た後の裂開した果皮。 | ▼冬芽、枝には毛が密生する。 |
▼樹皮。 | ||
▼2004年12月3日 大庭 | ▼裏面は葉脈が網目状になる。 | |
▼気根を出したつる。 | ||
▼2014年1月23日 幼木 西長江 | ▼茎から気根を出して岩や樹木に付着する。 | ▼若い茎の気根。茎には毛が密生する。 |
▼下部の茎の気根。 | ▼気根。 | |
▼岩を這い登っている。 | ||
▼2017年12月2日 葉 美保関 | ▼葉身は長さ約4.5cm。 | ▼表面は無毛。 |
▼葉柄にはわずかに毛がある。 | ▼裏面は葉脈が目立つ。 | |
▼葉縁は裏面に巻き込む。 | ▼縁が厚くなっている。 | ▼裏面は脈沿いにわずかに毛がある。 |
▼葉を引き裂くと繊維が見える。 | ▼枝には毛が密生する。 | |
▼2008年7月26日 幼木 澄水山 | ||
▼2004年1月18日 幼木 朝日山 | ||
▼2011年2月19日 冬芽 玉湯 | ||
▼2010年1月17日 冬芽 宍道 | ▼2006年2月25日 冬芽 八雲 | |