タニガワスゲ(谷川菅)

多年草
北海道〜九州の平地から山地の渓畔の水辺に生える。根茎は短く、密に叢生する。基部の鞘は葉身がなく、濃褐色で糸網を生じる。葉は幅2〜4mm。有花茎は高さ30〜70cm。小穂は3〜6個。苞は葉身が発達し、無鞘。頂小穂は雄性で長さ2〜4cm。側小穂は雌性で直立し、長さ2〜4cm、幅3〜4mm。雌鱗片は側面が黒紫色で中肋が緑色、果胞より短い。果胞は偏平、長さ3〜3.5mm、平滑、嘴は長く縁には刺毛があり、口部は鋭く2裂。果実は果胞に密に包まれ、倒卵形で、断面はレンズ状、長さ約2mm。柱頭は2岐。果期は4〜6月。(日本のスゲ)
学名は、Carex forficula
カヤツリグサ科スゲ属アゼスゲ節


2016年6月6日 島根花期を過ぎている。花茎は長さ約50cm。
タニガワスゲ花序 タニガワスゲ花序 タニガワスゲ
頂小穂は雄性、側小穂は雌性。雄鱗片。雄鱗片は長さ約4mm。
タニガワスゲ花序 タニガワスゲ タニガワスゲ
苞は無鞘。側小穂は柄を含めて長さ約6cm。雌鱗片の側面は黒紫色、中央は緑色。
タニガワスゲ タニガワスゲ側小穂 タニガワスゲ雌鱗片
雌鱗片は果胞より短い。柱頭は2岐する。果胞は長さ2.7〜3mm。
タニガワスゲ雌鱗片 タニガワスゲ柱頭 タニガワスゲ果胞
嘴に刺毛があり、口部は2裂。果実は果胞に密着している。果実は長さ約1.7mm。
タニガワスゲ果胞 タニガワスゲ果実 タニガワスゲ果実
川岸に大きな株を作っている。
タニガワスゲ果実 タニガワスゲ タニガワスゲ
タニガワスゲ



2015年8月27日 島根枯れ残っていた果序。側小穂
タニガワスゲ タニガワスゲ花序 タニガワスゲ側小穂
鱗片は果胞より短い。鱗片は長さ2.7〜3mm、先端は芒となる。果胞は長さ3.3mm、柱頭は2岐。
タニガワスゲ果胞鱗片 タニガワスゲ鱗片 タニガワスゲ果胞
果胞口部は鋭い2歯、嘴に小刺がある。果実は薄い果胞に密に包まれる。果実は長さ約1.7mm。
タニガワスゲ果胞 タニガワスゲ果実 タニガワスゲ果実
葉は細く長さ120cm以上ある。葉は幅約3mm。葉は中脈がV字形になっている。
タニガワスゲ葉 タニガワスゲ葉 タニガワスゲ葉
葉の断面。裏面は乳頭状突起が密生、縁に逆刺がある。花茎には逆刺がある。
タニガワスゲ葉 タニガワスゲ葉 タニガワスゲ茎
川の縁に直径2m以上の大きな株を作る。
タニガワスゲ タニガワスゲ


島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑