ショウブ(菖蒲)

多年草
北海道〜九州の湖沼やため池、水路、湿地などに生育する抽水植物。特有の香りがある。堅い地下茎が分枝しながら横走し、葉は地下茎の先端部から根生して立ち上がる。剣状で質は堅く光沢がある。長さ50〜120cm、幅1〜2.5cm、鋭頭で中央脈は隆起して明瞭。葉間から花茎がのび、長さ4〜8cm、直径6〜10mmの肉穂花序をつける。その先に葉状の長い苞がつくので、葉の側部に花序がついているように見える。花は花序に密生しており、花被片6、雄しべ6、雌しべ1からなる両性花である。結実率はきわめて低いが理由は不明。端午の節句の菖蒲湯などに利用されるため、人が植えたと思われる場所も多く、現在の産地がどこまで自然分布かはわからない。花期は5〜6月。(日本の水草)
学名は、Acorus calamus
ショウブ科ショウブ属



▼2005年6月19日 玉湯

ショウブ

ショウブ

ショウブ

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