多年草 北海道〜九州の道ばた、田畑のあぜにふつう。酸味がある。地下茎は短く太い。雌雄異株。茎は直立し高さは50〜80cm、円柱形でしばしば赤みを帯びる。根生葉はむらがってつき、長柄があり、長楕円、鈍頭、基部は矢じり形で裂片は葉柄に平行する。茎の中部の葉は披針状楕円形で鈍頭または鋭頭、基部は茎を抱く。花は円錐花序につき、直径3mm、花後に花被は大きくなり、外の3片はそり返り、内花被片は全縁、果実を包み長さ4mm、その中肋は肥厚しないでしばしば赤色を帯びる。花期は5〜8月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Rumex acetosa タデ科ギシギシ属 似たものの比較。 |
▼2015年4月26日 雄花 佐草 | ▼小さな花が無数につく。 | |
▼花は直径約3mm。 | ||
▼花被片に包まれて葯がある。 | ▼乾燥したら葯がはじけて花粉が出てきた。 | |
▼花の裏面。花被片が6個ある。 | ▼外花被片がやや細い。 | ▼雄しべは6個で花糸が短く大きな葯がある。 |
▼6個の葯。 | ▼上部の葉は無柄で茎を抱く。 | |
▼下部の葉は柄があり、基部は矢じり形。 | ||
▼2015年4月22日 雌花 宍道 | ▼小さな花が無数につく。 | |
▼花は直径約2mm。 | ▼3個の柱頭があり、柱頭は糸状になる。 | ▼花の側面、右は外花被片。 |
▼花の裏面、3個の外花被片がある。 | ▼柱頭に隠れて内花被片がある。 | ▼3個の内花被片の中に子房がある。 (柱頭を除いている。) |
▼取り出した子房から伸びる雌しべの柱頭。花柱は1個とれているので、2個の花柱があり、糸状の柱頭が多数ある。 | ||
▼茎の上部の葉は葉柄がなく、茎を抱く。 | ||
▼下部の葉や根生葉は長い葉柄がある。 | ||
▼根生葉(上)と茎の葉(下)。 | ||
▼2011年5月14日 雌花 宍道 | ▼雌しべの柱頭は糸状になる。 | ▼外花被片は後方へそり返る。 |
▼大きくなり始めた果実。 | ▼内花被片は団扇状になり、果実を包む。 ▼瘤体はない。 |
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▼3個の内花被片が合わさっている。 | ||
▼葉の基部はやじり形で茎を抱く。 | ||
▼2011年5月14日 雄株 雄花 宍道 | ||
▼2015年5月21日 果実 打出 | ▼内花被片は全縁、瘤体はない。 | |
▼内花被片は長さ約4mm。 | ▼外花被片は後方へそり返る。 | ▼3個の内花被片が合わさり果実を包む。 |
▼内花被片の中に果実が1個ある。 | ▼果実は長さ1.7〜2mm。 | ▼果実は3稜形。 |
▼茎葉は柄がなく茎を抱く。 | ||
▼2005年4月30日 雄花 八雲 | ▼雌花 | ▼幼果 |
▼2004年4月11日 雌花 佐草 | ||
▼2011年5月7日 蕾 東長江 | ||
▼上部の葉は柄がなく、茎を抱く。 | ▼下部の葉は、柄がある。 | |
▼葉の基部はやじり形。 | ▼根生葉は長い柄がある。 | |
▼2005年4月16日 蕾 八雲 | ▼茎葉は柄がなく茎を抱く。 | ▼根生葉は長い柄があり、基部は矢じり形。 |
▼2010年1月20日 ロゼット葉 乃白 | ▼葉の基部は矢じり形。 | |
▼2007年2月4日 ロゼット葉 城山公園 | ▼葉の基部は矢じり形。 | |