多年草 北海道〜九州の山野に生える。茎はつる状に長く伸びる。葉は互生し、長さ5〜15cmの卵状長楕円形で5〜7脈があり、やや厚くて光沢がある。葉柄は長さ1〜2.5cmで、基部に托葉の変形した、巻ひげがあり、これで絡みつく。葉腋から散形花序をだし、淡黄緑色の小さな花をつける。雌雄異株。雄花の花被片は長さ4〜5mmの披針形。葯は線形で鉤形に曲がる。雌花の花被片は長楕円形でやや小さい。花柱はほとんどなく、緑色の子房の上に3裂してそり返った柱頭がのっている。液果は直径約1cmの球形で黒く熟す。花期は7〜8月。(野に咲く花) 学名は、Smilax riparia サルトリイバラ科サルトリイバラ属 よく似たタチシオデは、雄しべの葯が楕円形、花被片が平開、葉の裏面が粉白色、花期が5〜6月。 |
▼2012年7月28日 雌花 上本庄 | ▼花被片はそり返る。 | ▼柱頭は3裂し、子房の上にのっている。 |
▼若い果実。 | ||
▼縦の葉脈とそれを結ぶ葉脈が網状となり、裏面に凹む。 | ▼葉身は長さ約12cm。 | |
▼葉柄の基部に巻きひげが1対ある。 | ▼葉脈は裏面に突出する。 | ▼裏面は緑色。 |
▼葉柄の基部から巻きひげが2本でる。 | ||
▼2011年6月23日 雄花 朝日山 | ▼花被片がそり返り、葯が線形で曲がる。 | |
▼裏面は緑色。 | ||
▼2005年7月17日 雌花 八雲 | ||
▼2008年7月13日 雄花 八雲 | ||
▼裏面は緑色。 | ||
▼2005年6月25日 雄花 八雲 | ||
▼2006年6月18日 蕾 鹿島 | ▼葉柄基部から巻きひげを出す。 | |
▼2012年7月21日 蕾 東持田 | ||
▼2015年11月12日 果実 上本庄 | ||
▼果実は直径1〜1.2cm。 | ▼種子が6個入っていた。 | ▼種子は長さ約6mm。 |
▼2015年10月6日 若い果実 上本庄 | ▼色が濃くなってきた。 | ▼果序は直径約5cm。 |
▼果実は直径葯1.5cm。 | ▼長さ約6mmの種子が5個あった。 | |
▼ほとんど草刈りにあっていた。 | ||
▼2015年9月2日 若い果実 上本庄 | ▼果序は直径約5cm。 | |
▼果実は直径約1.2cm。 | ||
▼果実の横断面、種子が6個入る。 | ▼種子が5個あったもの。 | ▼種子は長さ約6mm。 |