センニンソウ(仙人草)

つる性半低木
北海道〜九州の道端や林縁の日当たりのよいところに生える。茎はよく分枝して広がり、曲がりくねった葉柄でほかの木や草にからみつく。葉は3〜7枚の小葉からなる羽状複葉で、対生する。小葉は厚くてやや光沢があり、長さ3〜7cmの卵形または卵円形で、先端は小さく突出する。ふつう鋸歯はないが、茎の下部の小葉は2〜3の切れ込みがある場合もある。葉腋から円錐花序をだし、白い花を多数つける。花は直径2〜3cmで、上向きに咲く。白い花弁状のものは萼片で4個あり、十字形に開く。萼片は倒披針形で、ふちに白い毛が多い。花糸が萼片より短い。雌しべは数個あり、花柱は細長い。そう果は7〜8mmの扁平な卵形で、花のあと3cmほどにのびた白くて長い毛のある花柱が残る。花期は8〜9月。
よく似たボタンヅルは葉が3出複葉、雄しべが萼片と同長。蕾の先が丸い。そう果は扁平にならない。
学名は、Clematis terniflora
キンポウゲ科センニンソウ属



▼2006年8月5日 鹿島▼蕾の先は尖る。

センニンソウ

センニンソウ

▼2005年8月20日 佐草

センニンソウ

センニンソウ

▼2003年10月26日 乃白 果実▼2004年9月28日 果実 佐草

センニンソウ

センニンソウ

▼2003年9月7日 浜乃木▼2003年8月16日 東出雲

センニンソウ

センニンソウ

センニンソウ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑