越年草 北海道〜九州の日当たりのよい草地に多い。高さ10〜20cm。茎は4稜形で淡紫色を帯びることが多い。葉は対生し、長さ1.5〜3.5cmの線形で、しばしば紫緑色を帯び、ふちは多少外側にそる。枝先や葉腋に紫色のすじがある白い花を開く。花冠は長さ約1.5cmで5深裂する。裂片の基部に楕円形の蜜腺が2個ずつあり、そのまわりに長い毛が生える。果実は細長いさく果で2裂する。花期は8〜11月。(野に咲く花) 学名は、Swertia japonica リンドウ科センブリ属 よく似たイヌセンブリは葉幅が広く、蜜腺溝の縁に長く縮れた毛が生え、蜜腺溝が見えない。 |
▼2014年10月23日 東出雲 | ▼基部に2個の蜜腺溝があり、長毛がある。 | |
▼花は直径約1.7cm。 | ||
▼葉は長さ約3.4cm。 | ||
▼2011年11月9日 玉湯 | ▼蜜腺溝の周りに長毛がある。 | |
▼2010年11月11日 八雲 | ▼蜜腺溝の蜜に集まる蟻 | |
▼2008年11月1日 東忌部 | ||
▼2007年10月28日 朝日山 | ||
▼2004年10月24日 朝日山 | ▼花弁基部の蜜腺溝の回りに長毛が生える。 | |
▼2003年10月18日 上東川津 | ||
▼2005年10月23日 佐草 | ▼2006年10月28日 佐草 | |
▼2004年10月16日 佐草 | ||
▼2011年11月26日 若い果実 玉湯 | ▼枯れた花被片が果実を囲んでいる。 | |
▼若い種子 直径約0.5mm。 | ||
2013年1月12日 果実 玉湯 | ▼花被に包まれた果実の先端は2裂する。 | |
▼2裂した果実の先端。 | ▼果実は長さ約13mm。 | ▼果実は枯れた花被に包まれている。 |
▼種子は多数入っている。 | ▼種子は長さ約0.7mm。 | ▼表面に網目状の凸凹がある。 |
▼2014年9月8日 東忌部 | ▼葉は長さ約4.5cm。 | |
▼2007年8月10日 東忌部 | ||