サザンカ(山茶花)

常緑高木
山口県〜四国、九州の山地の林内や林縁に生える。ふつう高さ2〜6mになる。樹皮は灰褐色で平滑。枝は淡褐色で無毛。本年枝には粗毛や長い軟毛がある。葉は互生。葉身は長さ3〜7cm、幅2〜3cmの長楕円形〜卵状長楕円形。ふちに鈍い鋸歯がある。革質で、主脈が目立ち、側脈はやや不明瞭。両面とも主脈に短い粗毛があるほかは無毛。葉柄は長さ2〜5mm、上面は平で毛がある。枝先に直径5〜8cmの白い花をつける。花弁は5〜7個、長さ2.5〜3.5cmで、ほとんど離生し、平開する。雄しべの花糸は淡黄色で、基部だけ合着する。花弁と雄しべはばらばらになって落ちる。子房には毛が密生する。花柄はほとんどない。果実はさく果。直径1.5〜2cmの球形。種子は褐色で長さ1〜1.5cm。花期は10〜12月。
冬芽の葉芽は長さ8〜12mmのやや扁平な紡錘形。芽鱗は緑色で5〜7個。表面には白い毛が生える。(樹に咲く花)
よく似たツバキは、葉柄などが無毛。
学名は、Camelia sasanqua
ツバキ科ツバキ属



自生かどうか不明だが、植裁とは思えない場所にある。
▼2011年11月12日 東持田▼蕾▼枝や葉柄、冬芽に毛がある。

サザンカ花

サザンカ花

サザンカ枝

▼葉は長さ約5cm。▼縁に小さい鋸歯があり、主脈に毛がある。

サザンカ葉

サザンカ葉

サザンカ葉

▼裏面主脈に毛がある。

サザンカ葉裏面

サザンカ




▼2010年11月27日 植裁 八雲

サザンカ花

サザンカ花

サザンカ花

▼葉の裏面。▼葉柄や枝に毛がある。

サザンカ葉

サザンカ葉裏面

サザンカ枝

サザンカ枝

サザンカ樹皮

サザンカ


サザンカはツバキとの交配により様々な園芸品種が作られている。
▼2001年12月23日 カンツバキ 植裁 平成

カンツバキ花

カンツバキ蕾

カンツバキ花

カンツバキ花



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