サツマイナモリ（薩摩稲森）

多年草 関東地方南部以西〜沖縄の林内に生え、高さ10〜25cm。葉は卵形または長楕円状披針形で長さ2〜5cm、先は短くとがり、基部は狭まって長さ1〜3cmの細い柄となる。表面には細かい毛がまばらにある。茎の先に巻散状の集散花序をつくり、長さ約1mmほどの小花柄のある白花を数個つける。花冠は漏斗形で先は5裂し、長さ1〜1.5cm。雄しべ5個は花冠から突き出ない。花序には長さ3〜7mmの線形の苞と小苞がある。花期は12〜5月。（山に咲く花） 学名は、Ophiorrhiza japonica アカネ科サツマイナモリ属 雌しべの花柱が長く雄しべの花糸が短い花「長花柱花」をつける株と、花柱が短く花糸が長い花「短花柱花」をつける株とがある。

▼2008年4月20日　八雲	▼これは短花柱花。
▼2007年3月17日　これは長花柱花。　八雲

▼2006年11月3日　八雲		▼蕾
▼葉は対生につく。
▼2005年4月24日　八雲
▼群落となって咲いている。
▼2013年7月17日　果実　八雲	▼裂開した果実。	▼種子は不定形な多角形。
▼種子は長さ約0.6mm。	▼種子は不定形な多角形。
▼2012年6月11日　果実　八雲		▼口が開き雨滴によって種子が出る。
▼果実は扁平、幅約7mm。	▼縦断面。	▼横断面、2室に分かれている。
▼果実は3稜のものもあった。	▼3室ある。	▼種子は長さ約0.6mm。
▼2013年6月6日　果実　八雲
	▼果実は約4mm×9mm。	▼果実の横断面、2室あり種子が多数入る。
▼種子は定形のない多角形。	▼種子は長さ約0.65mm。
▼2009年6月21日　果実　八雲
▼2006年5月21日　果実　八雲
▼2013年3月24日　蕾　八雲
▼2008年3月8日　蕾　八雲
▼2007年10月13日　蕾　八雲
▼2009年1月4日　蕾　八雲

島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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