多年草 本州〜九州の山地の陰湿地に生える。茎は長く地をはって根を出し、ほとんど無毛またはごく小さい毛がある。葉は互生、斜卵形、鋭頭または鋭尖頭鈍端、4〜5個の鈍鋸歯があり、長さ2〜4.5cm、表面緑色、ごく少ない毛があり、裏面緑白、脈上にごく小さい毛がある。葉柄は2〜3mm。托葉は線形、長さ3mm。雌雄同株。雄花序は集散花序で、柄は長さ2cm、雄花の花被片は4個で、頂に角がある。雄しべは4個。雌花序は葉腋にでて、柄は0〜4mm、球状の集散花序、苞は披針形、離生。果実は楕円形、長さ0.8mm、いぼ状突起が多い。花期は4〜5月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Pellionia radicans イラクサ科サンショウソウ属 似たものに葉の長さ1〜3cmのサンショウソウがある。 |
▼2014年5月17日 雄花 宍道 | ▼雄花の側面。花被片の突起が長い。 | |
▼雄花は直径約4mm、花被片4個、雄しべ4個。 | ▼5個の花被片と5個の雄しべがあるもの。 | |
▼雌花序は雌花が頭状に集まる。 | ▼毛状のものは雌花の花被片。 | ▼雌花は苞に包まれている。 |
▼苞は披針形。 | ▼若い果実。5個の花被片は不同長、1〜3mm。 | ▼未熟な果実。 |
▼未熟な果実は長さ約0.9mm、 いぼ状突起があり種子が1個入る。 | ▼未熟な種子、長さ約0.6mm。 | |
▼葉は長さ約3.5cm、先が尖る。 | ▼葉の裏面。 | ▼茎はほとんど無毛。 |
▼2011年5月14日 雄株 宍道 | ▼開きかけた雄花。花被片の突起が長い。 | |
▼雌花 | ▼雌雄同株。 | |
▼葉の先端がとがる。短毛が散生する。 | ▼葉裏は無毛。茎はほとんど無毛。 | |
▼2015年5月25日 若い果実 宍道 | ▼果実は線状の花被片に包まれている。 | |
▼▼花被片は長さ1.5〜2mmの不同長。 | ||
▼果実は長さ約1mm。 | ▼果実の表面にこぶ状の突起がある。 | ▼果実に1個の種子がある。 |
▼種子は長さ約0.6mm。 | ||
▼2007年6月2日 雌株 宍道 | ▼葉先が尖りぎみになる。 | ▼葉の長さが4.5cm程度ある。 |
▼2005年5月21日 雌株 宍道 | ||