越年草 アメリカ大陸原産で、ヨーロッパで作出された雑種起源で、日本へは明治のはじめに渡来して、北海道〜九州に見られる。海辺や河原などの荒れ地に生える。茎には基部が赤くふくれた開出する剛毛が一面にあり、上部には腺毛が混じる。葉は多形で、茎葉は長さ5〜15cm、幅2.5〜4cm、縁に波状の低鋸歯がある。萼裂片は披針状三角形で、赤みをおびる。花弁は長さ3.5〜5cm、幅が広くて約5.2cmに達する。さく果は長楕円形で先端は細くなり、長さ2〜3.5cm、未熟な時、基部が赤くふくれた剛毛を密生し、毛の落ちた跡は赤点となって目立つ。種子は角ばっている。花期は7〜10月。(日本の野生植物) 学名は、Oenothera glazioviana アカバナ科マツヨイグサ属 同属にメマツヨイグサ、マツヨイグサ、アレチマツヨイグサがある。 |
▼2012年6月23日 東忌部 | ▼雌しべの先は4裂する。 | |
▼花弁は長さ5cm、幅5cmくらい。 | ▼花後は赤くなるが、白っぽくなる。 | |
▼蕾、萼の下部が筒状に長くなる。 | ▼萼には長毛と短い腺毛がある。 | ▼萼筒の基部に果実となる子房がある。 |
▼葉身は長さ約13cm。 | ||
▼葉は両面共に短毛がある。 | ||
▼茎には長毛がある。 | ▼長毛の基部は暗赤色に膨れる。 | |
▼2018年6月21日 東出雲 | ▼蕾 | |
▼若い果実。 | ▼果実は長さ約3cm。 | ▼長さ約1mmの毛が密生する。 |
▼毛の基部は暗赤色に膨れている。 | ▼茎には基部が暗赤色に膨れた剛毛がある。 | |
▼2009年9月26日 西忌部 | ▼蕾 | |
▼果実 | ▼茎には立った堅い毛がある。 | |
▼2004年6月26日 花は8cm程度と大きい。 西忌部 | ▼茎には堅い毛があり、基部は暗赤色になる。 | |
▼2013年7月11日 花後 秋鹿 | ▼蕾。 | ▼萼には長毛と短毛がある。 |
▼花冠は長さ約4cm。 | ▼若い果実。 | ▼果実は長さ約2cm。 |
▼果実の縦断面。 | ▼横断面、4室ある。 | ▼未熟な種子は長さ約1.3mm。 |
▼葉は葉柄を含めて長さ約11cm。 | ▼葉の表面に短毛がある。 | |
▼葉の裏面に短毛がある。 | ||
▼茎には基部が暗褐色に膨らんだ毛がある。 | ||
▼2018年9月18日 果実 東忌部 | ▼果実の上部から4裂して種子が出る。 | ▼果皮に粗い毛が残る。 |
▼果実は長さ約2cm。 | ▼種子が多数入っている。 | |
▼種子は長さ1.5〜1.7mm。 | ▼種子は角張って、やや不定形。 | |
▼2018年7月31日 若い果実 東忌部 | ▼果実の先端に4裂片がある。 | ▼果実は長さ約2.5cm。 |
▼未熟な種子は不定形、長さ1.5〜2mm。 | ||
▼ロゼット葉 | ||
▼葉の表裏には毛が密生する。 | ||
▼2018年7月2日 若い果実 東忌部 | ▼果実の先端に4裂片がある。 | |