常緑性シダ植物 東北地方南部〜九州の山地の林縁に生える。葉柄基部に線状披針形で黒色〜黒褐色の鱗片がつく。葉は2回羽状複葉、先端はやや急に細くなる。最下部羽片の第1小羽片は大きく有柄。小羽片先端の辺縁に小さい鋸歯がある。羽軸裏に鱗片基部が袋状のものがほとんどなく、扁平のものが多い。ソーラスは小型で、小羽片の中肋と辺縁の中間か、やや辺縁寄りにつく。 学名は、Dryopteris pacifica オシダ科オシダ属 |
▼2008年10月4日 和久羅山 | ▼最下羽片基部の下向き小羽片は長い。 | |
▼小羽片に鋸歯がある。 | ||
▼2008年5月17日 東持田 | ▼最下羽片基部の下向き小羽片は長い。 | ▼最下羽片基部の下向き小羽片は有柄。 |
ソーラスは中間につく。 | ||
▼中軸と羽軸の鱗片。 | ▼新芽。 | ▼葉柄基部には黒褐色の鱗片がつく。 |