オオバヤドリギ（大葉寄生木）

半寄生常緑低木 関東地方南部以西〜沖縄のツバキ、モチノキ、マサキ、ヤブニッケイ、ハイノキ、ネズミモチ、ウバメガシ、イヌビワ、スギなどの常緑樹に寄生する。ややつる性で、高さは80〜100cmになる。樹皮は灰白色。茶褐色の縦縞と赤褐色の横長の皮目が目立つ。新枝には赤褐色の星状毛が密生する。葉は普通対生する。葉身は長さ2〜6cm、幅1.5〜4.5cmの卵形〜広楕円形で、全縁。革質で厚く、裏面は赤褐色の星状毛が密生する。花は両性。葉腋に筒形の花が2〜7個つく。花被は長さ約3cm、外面には赤褐色の星状毛が密生し、内面は緑紫色、上部は4裂してそり返る。果実は液果。長さ7〜8mmの広楕円形で赤褐色の星状毛が密生する。花期は9〜12月。（樹に咲く花） 学名は、Scurrula yadoriki オオバヤドリギ科オオバヤドリギ属

▼2012年10月9日　玉湯	▼花被は4裂してそり返る。	▼雄しべ4個、雌しべ1個。

▼2012年11月10日　花の終り　玉湯
▼2012年8月30日　蕾　玉湯
▼2012年8月22日　蕾　玉湯
▼2011年10月26日　花後　玉湯	▼花が咲き終わっていた。
▼2013年3月11日　果実　玉湯
▼果実は長さ約7mm。	▼果実の中に粘質な果肉に包まれた種子が1個ある。
▼種子は長さ約2mm。	▼果実の表面。
▼果実の表面。	▼果柄の表面。	▼星状毛がある。
▼2011年2月26日　果実　玉湯		▼果実は長さ６〜７mm
▼粘質の果肉に包まれた種子が1個ある。	▼種子	▼葉裏は星状毛が密生する。
▼寄生根が吸着している。		▼サカキの枝先に寄生している。
▼寄生根から芽が出ている。	▼寄生根が伸びている。
▼2011年2月23日　果実　玉湯	▼長さ５mm程度、星状毛に覆われる。
	▼葉の裏面は星状毛が密生する。
▼新枝や葉柄は星状毛が密生する。
▼サカキの枝先に寄生している。

島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑へ