オニバス(鬼蓮)

1年草
本州〜九州のやや 富栄養化した湖沼やため池、河川、クリークなどに生育する浮葉植物。植物全体に刺がある。茎は塊状。葉は根生する。初期の浮葉は基部に切れ込みのある長楕円形、10数枚目の葉から楯状の円形になる。成長した浮葉の直径は0.3〜1.5m、ときに2mを超える。表面には著しいしわがある。裏面は鮮やかな赤紫色で葉脈が桟状に隆起する。花には水中で自家受粉する閉鎖花と、水面上に出て開花する開放花があり、前者は6月下旬から10月、後者は7〜9月。萼片は4枚、花弁は紫色で多数。子房下位で雌しべの柱頭は凹盤状。果実は鋭い刺のある楕円形。種子は寒天質の仮種皮につつまれ、直径約1cm。開放花はほとんど結実せず、種子生産の大半は閉鎖花による。種子は休眠状態で数十年間は生存可能と推定されている。花期は7〜9月。(日本の水草)
学名は、Euryale ferox
スイレン科オニバス属



島根県の資料に「昭和30年代まではいくつかのため池や松江城の堀にも群生していたが、アメリカザリガニやウシガエルの食害、除草剤の影響、あるいは農業形態の変化によりため池が適切に管理されなくなったことなどから、現在は松江市内の1つのため池のみで自生している。」 とされているが、下記のオニバスは他の場所にあった。

B地点 2021年7月3日 なし
B地点 2020年7月18日 なし
幼葉 B地点 2020年6月2日

オニバス

▼幼葉 B地点 2019年5月29日

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▼B地点 花後 2018年10月15日

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▼葉が朽ちてきた。

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▼B地点 開花 2018年9月18日

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▼B地点 蕾 2018年9月6日

オニバス

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▼もう1株あった。

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▼B地点 2018年9月3日

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A地点
2021年7月3日 オニバスは確認できなかった。
2020年6月2日 オニバスは確認できなかった。
2019年6月2日 オニバスは確認できなかった。
2019年5月29日 オニバスは確認できなかった。
2018年6月17日 オニバスは確認できなかった。
2017年7月22日 オニバスは確認できなかった。
2016年7月14日 オニバスは確認できなかった。
▼2013年10月17日 No.1▼No.2▼No.3

オニバス

オニバス

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▼2013年9月26日 No.1▼No.2▼No.3

オニバス

オニバス

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▼2013年9月16日 No.1

オニバス花

オニバス花

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▼葉の裏面。

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▼No.2▼No.3

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▼2013年9月10日 No.3

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▼No.1

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▼No.2

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▼2013年8月26日 No.1 直径約1.5m。▼表面に刺がある。

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No.2No.3▼No.4 8月21日のものは傷んで沈みかけていた。

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▼2013年8月21日▼しわが多い。▼刺がある。

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▼直径は約1m。

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6月24日には全く見られなかった。
▼2015年6月4日▼2箇所で3株。

オニバス

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8月23日に確認すると全てがなくなっていた。今年は水路にヒシが少なかったが、このことが何か関わっているかは不明。
▼2014年7月12日▼1箇所で1株。

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▼2014年6月24日▼2箇所で2株。

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▼2014年6月1日▼2箇所で2株。

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島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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