ノハナショウブ(野花菖蒲)

多年草
北海道〜九州の酸性の湿地や草原にふつうに生える。地下茎は横にはって分枝し、多くの繊維につつまれている。葉は直立し長さ30〜60cm、幅5〜12mm、中肋は太くて目立つ。花茎は直立し高さ40〜100cm、2〜3個の苞葉があり、まれに上部で少し枝を出す。小苞は互いに抱きあって緑色、長さ5〜8cm、鋭頭。小花柄は長さ3〜5cm、苞の中にかくれ、花は赤紫色で次々と2〜3個開き、直径約10cm。外花被片は楕円形で開出して垂れ下がり幅3〜4cm、基部は長い爪があり、その中央は黄色を帯びる。内花被片は狭長楕円形で直立し高さ4cm内外。花柱の先は2深裂し、裂片はほぼ全縁。さく果は楕円形で長さ2.5〜3cm。花期は6〜7月。(原色日本植物図鑑)
学名は、Iris ensata var. spontanea
アヤメ科アヤメ属



▼2020年6月8日 鹿島▼花被片の基部中央が黄色。▼3個の内花被片は直立する。

ノハナショウブ

ノハナショウブ

ノハナショウブ

▼雌しべの先は、2深裂する。

ノハナショウブ

ノハナショウブ

ノハナショウブ

ノハナショウブ

ノハナショウブ




▼2008年7月5日 鹿島▼花被片の基部中央が黄色。

ノハナショウブ

ノハナショウブ

ノハナショウブ

ノハナショウブ

▼2007年6月23日 鹿島▼若い果実

ノハナショウブ

ノハナショウブ

ノハナショウブ

ノハナショウブ

▼2011年7月31日 若い果実 鹿島

ノハナショウブ

ノハナショウブ

ノハナショウブ



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