ノギラン(芒蘭)

多年草
北海道〜九州の日当たりのよい草原に普通。地下茎は短く直立し、多くのひげ根がある。葉は根生して開出し、倒披針形、鈍頭から鋭頭、両面無毛、全縁、長さ12〜24cm。花茎は高さ15〜55cm、ほとんど無毛または上部に短毛があり、分枝しないか、または分枝する。細長い総状花序に多数の花をつける。花は上を向いて咲く。苞は線形、花柄は長さ2〜4mm、花被片は6、披針形、鈍頭、長さ6〜7mm、黄白色、外部中肋は緑色。基部短く合生する。雄しべは6、花被片より短く、花糸は下部が少し幅広くなり、無毛、基部は花被に合生する。子房は周位、卵形、花柱は柱状。さく果は卵形で花柱を宿存し、長さ7mm(うち花柱3mm)、花被片は宿存しさく果を包む。種子は卵形、長さ0.7mm。花期は7〜8月。(原色日本植物図鑑)
学名は、Metanarthecium luteoviride
キンコウカ科ソクシンラン属
葉のよく似たショウジョウバカマは葉の中心から花茎が立つ。



▼2009年7月5日 大庭
▼花茎は中心からは立ち上がらない。

ノギラン花

ノギラン花序

ノギラン根生葉

ノギラン




▼2005年7月10日 佐草

ノギラン花

ノギラン花

ノギラン花

ノギラン花序

ノギラン

ノギラン

▼2017年7月27日 若い果実 東忌部▼果実は長さ約5mm。

ノギラン果実

ノギラン果実

ノギラン果実

ノギラン果実

ノギラン

ノギラン

▼2007年8月10日 若い果実 東忌部▼花柄の基部に線形の苞がある。

ノギラン果実

ノギラン苞

ノギラン果序

▼2013年1月12日 果実 玉湯▼果実の周りに枯れた花被片が残る。▼果実は長さ約6mm。

ノギラン果実

ノギラン

ノギラン果実

▼種子は多数入っている。▼種子は長さ約0.8mm。

ノギラン果実

ノギラン種子

ノギラン種子

▼表面に格子模様がある。

ノギラン種子

ノギラン種子

ノギラン果序

▼枯れた根生葉。

ノギラン果序

ノギラン

ノギラン

ノギラン

▼2010年12月4日 果実 西忌部

ノギラン果実

ノギラン果序

ノギラン

ノギラン

ノギラン

ノギラン

▼2005年6月12日 蕾 佐草

ノギラン蕾

ノギラン蕾

ノギラン茎

ノギラン

▼2005年6月25日 蕾 佐草

ノギラン蕾

ノギラン蕾

▼2005年6月19日 玉湯

ノギラン葉

ノギラン葉

▼2006年7月9日 東忌部

ノギラン花

ノギラン花

▼2005年8月6日 佐草

ノギラン花



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑