つる性多年草 本州〜九州の日当たりのよいところに生える。全体に軟毛があり、葉の裏面と萼には赤褐色の腺点がある。葉は3小葉からなる。小葉は長さ、幅とも1〜3cmの卵状菱形。花は黄色で長さ1.5〜1.8cm。変わった形の蝶形花で、旗弁は右側が大きく、竜骨弁はクルリと曲がって左側の翼弁と一緒に上向きになる。右側の翼弁は竜骨弁の基部をとり巻いている。豆果は長さ約4cmの広線形で短毛が密生し、なかに6〜7個の種子が入っている。花期は8〜9月。(野に咲く花) 学名は、Dunbaria villosa マメ科ノアズキ属 よく似た仲間にヤブツルアズキがある。ヤブツルアズキとの比較。 |
▼2006年8月19日 福原 中央の竜骨弁はねじれ、左の翼弁と一緒に上をむくが、竜骨弁を包まない。 | ||
▼2003年9月11日 東出雲 | ▼葉腋の長い柄の先に総状花序をつける。 | |
▼2016年9月10日 玉湯 | ▼葉腋に総状花序をつける。 | |
▼果実は広線形で、6個の種子が見える。 | ||
▼2015年9月5日 東忌部 | ▼雄しべと雌しべは竜骨弁に包まれている。 | |
▼旗弁は長さ約1.5cm、幅約2.5cm。 | ▼竜骨弁から雄しべを引き出した。 | |
▼果実は長さ約6cm。 | ▼短毛が密生する。 | |
▼頂小葉は長さ約3.5cmの卵状菱形。 | ▼表面に伏毛が多い。 | |
▼裏面脈上に毛が多い。 | ▼裏面には腺点がある。 | |
▼腺点は直径0.05〜0.07mm。 | ||
▼葉柄基部の托葉。 | ||
▼2004年8月14日 佐草 | ||
▼2005年8月20日 佐草 | ▼果実 豆果は広線形で短毛が密生する。 | |
▼葉腋から総状花序をだす。 | ||
▼2016年10月31日 果実 大草 | ||
▼果実は長さ4〜4.5cm。 | ▼果皮には毛が密生する。 | |
▼果皮には毛と腺点がある。 | ▼種子が7個入っていた。 | ▼少し若い果実は種子がまだ白い。 |
▼種子は長さ4〜4.5mm。 | ▼種子にはうずら卵のような模様がある。 | |
▼2015年10月10日 若い果実 宍道 | ▼果実には短毛が密生する。 | |
▼果実の表面に短毛が密生し、腺点がある。 | ▼種子が7個入った果実、長さ約4.5cm。 | |
▼種子が4個入った果実、長さ約4cm。 | ▼種子は幅約6mm。 | |
▼2016年9月27日 若い果実 大草 | ▼果実は長さ約5cm。 | |
▼果実には短毛が密生する。 | ▼種子が7個入っていた。 | ▼若い種子は約4×5mm。 |
▼2003年9月15日 若い果実 佐草 | ||
▼2015年8月19日 大草 | ▼小葉は菱形状卵形。 | ▼頂小葉は長さ約3cm。 |
▼裏面の脈上に毛が多い。 | ||
▼葉柄基部の托葉は狭卵状3角形。 | ||