常緑小高木 関東地方以西〜沖縄の暖地の山地に生える。よく分枝し、高さ5mほどになる。樹皮は灰褐色。枝は無毛、粒状の皮目がある。葉は対生。葉身は長さ4〜8cm、幅2〜5cmの楕円形で全縁。両端ともとがる。革質で厚く、光沢がある。葉柄は長さ5〜12mmで、紫褐色を帯びる。新枝の先に長さ5〜12cmの円錐花序をだし、白色の小さな花を多数つける。花冠は長さ5〜6mmの筒状漏斗形で、半ばまで4裂し、裂片は平開する。雄しべは2個。雄しべと花柱は花筒から少し突き出る。果実は長さ8〜10mm、直径5〜7mmの楕円形。10〜12月に紫黒色に熟す。種子は長さ約8mm。表面に細かな粒々がある。花期は6月。(樹に咲く花) 学名は、Ligustrum japonicum モクセイ科イボタノキ属 よく似た中国原産のトウネズミモチは花筒が3〜4mmと短く、葉脈が裏面から透けて見える。果実は丸みのある楕円形。 |
▼2014年6月15日 八雲 | ▼花の筒部は長さ約5mm。 | |
▼花は直径約5mm。 | ▼花冠を一部除いた。雌しべ1,雄しべ2個がある。 | ▼ネズミモチは花の筒部が長い。 |
▼若い果実。 | ||
▼蕾。 | ||
▼葉脈はほとんど見えない。 | ▼葉脈が透けて見えない。 | |
▼葉身は長さ約7cm、葉柄は長さ約1cm。 | ▼葉の裏面。 | |
▼2004年6月6日 玉湯 | ▼花の筒部が長い。 | |
▼2003年6月15日 東出雲 | ||
▼2014年11月16日 果実 八雲 | ▼果実はトウネズミモチより長い楕円形。 | ▼果実は長さ約1.1cm。 |
▼縦断面、種子が1個入っている。 | ▼種子は長さ約1cm。 | ▼表面に小さな粒状突起がある。 |
▼2012年12月3日 果実 大庭 | ▼果実は長い楕円駅、長さ約1.2cm。 | ▼果実の縦断面。種子が2個ある。 |
▼果実の横断面。 | ▼果実の縦断面。種子が1個のもの。 | ▼果実の横断面。 |
▼種子は長さ約9mm。 | ▼種子の表面に微細な粒状突起がある。 | |
▼葉身は約5cm、葉柄は長さ約1cm。 | ||
▼葉脈は透けて見えない。 | ||
▼2008年12月13日 果実 玉湯 | ||
▼2004年12月12日 果実 佐草 | ||
▼2007年1月21日 冬芽 佐草 | ||
▼2006年1月11日 冬芽 佐草 | ▼2007年1月21日 虫えい(果期に黒く熟さないものは虫えいの可能性) 佐草 | |
▼2013年2月28日 果実 植裁 玉湯 | ▼果実は長さ約12mm。 | |
▼種子は長さ約9mm。 | ▼種子は長さ8〜9mm。 | ▼表面には微細な粒状突起が密生する。 |
▼表面の拡大。 | ▼果序。 | |
▼葉は長さ約7cm、葉柄は長さ約1cm。 | ▼葉の裏面。 | ▼葉脈が不明瞭。 |
▼この程度には見えるものもある。 | ||
▼2011年2月26日 果実 植裁 玉湯 | ||
▼冬芽 | ▼葉痕 | |