落葉高木。 福島・新潟県以西〜九州の山地の林内に生える。高さ15mほどになる。樹皮はなめらか。10年目ぐらいになると、古い樹皮が薄片状にはげ落ちて、灰白色や赤褐色の大きな斑紋になる。葉は互生。葉身は長さ4〜10cm、幅2.5〜5cmの楕円形〜長楕円形。裏面に伏毛が生え、脈腋に毛叢がある。葉柄は3〜15mm。本年枝の葉腋に直径5〜6cmの白い花をつける。花弁は5個、ふちは波打ち、細かい鋸歯がまばらにある。外面には白い絹毛が密生する。果実はさく果。直径1.5cmほど。9〜10月に熟し、5裂する。種子は長さ約6mm、翼があるものとないものがある。花期は6〜7月。 冬芽は長さ9〜13mmの紡錘形で扁平。芽鱗は2〜5個。(樹に咲く花) 学名は、Stewartia pseudo-camellia ツバキ科ナツツバキ属 |
▼2016年7月24日 落ちた花 八雲 | ▼花は長さ約4cm。 | ▼花弁の縁は鋸歯がある。 |
▼花弁の裏面(外面)には毛が密生する。 | ▼樹皮は斑紋がある。 | |
▼2011年6月29日 落ちた花 八雲 | ||
▼2011年5月4日 短枝の葉 八雲 | ▼長枝の葉。互生する。 | ▼葉は長さ約7cm。 |
▼表面は無毛 | ▼裏面は伏毛が密生する。 | ▼浅い鋸歯がある。 |
▼2012年3月21日 果実殻 八雲 | ||
▼落ちていた果実殻 | ▼種子を出した果実殻 | |
▼2013年3月24日 芽吹き 八雲 | ||
▼2012年3月21日 冬芽 八雲 | ||
v2010年7月10日 丸倉山 | ||
▼葉は長さ約11cm。 | ||
▼2019年9月30日 植栽 殿 | ▼葉の裏面には伏毛がある。 | |
▼果実 | ▼果実は5裂する。 | |
▼樹皮は剥がれて斑紋がある。 | ||
▼2019年10月15日 果実 植栽 殿 | ▼果実は長さ約2cm、直径約1.5cm。 | |
▼果実を割ると中に種子がある。 | ▼種子は長さ約7mm。 | ▼種子の縁に狭い翼がある。 |
▼種子の反対側。 | ▼表面に微細な粒状突起が密生する。 | |
▼微細な粒状突起。 | ||
▼2003年6月14日 植栽 木次 | ||