ナギ

常緑高木
本州(紀伊半島、山口県)、四国、九州南部、沖縄の山地に生える。高さ20m、直径60cmほどになる。葉が密生して円形のこんもりした樹冠をつくる。樹皮は赤褐色。リョウブやヒメシャラなどと同じようにところどころ大きくはがれ落ちる。葉は対生。節ごとに90度ずつねじれるので、2列状に見える。長さ4〜6cm、幅1〜3cmの楕円形で、先端は鈍く、基部はくさび形。革質で厚く、表面は濃緑色で光沢があり、裏面は粉白色。細い平行脈が多数あり、主脈はない。縦には容易に裂けるが、横方向にはなかなかつぎれない。雌雄別株。雄花も雌花も前年の葉腋につく。雄花は円柱形で、数個ずつ束生する。雌花には鱗片が数個あり、1〜2個の胚珠がつく。種子は花のあと肥大した雌花の鱗片に包まれ、直径1.5cmほどの核果状になる。種子は雌花の鱗片が肥大したものに包まれて熟す。はじめ緑色で白い粉をかぶり、10〜11月に熟すと褐色になる。花期は5〜6月。(樹に咲く花)
学名は、Nageia nagi
マキ科ナギ属



寺域の中の樹林内に幼木が数本生えている。
▼2015年1月24日 幼木 宍道

ナギ

ナギ

ナギ

▼葉は長さ約7cm。▼裏面は淡緑色。

ナギ

ナギ

ナギ

ナギ

ナギ

▼2008年8月24日 幼木 宍道

ナギ

ナギ

ナギ

ナギ




▼2008年6月15日 植栽 忌部神社▼裏面

ナギ

ナギ

ナギ

ナギ

ナギ

ナギ

▼2015年7月11日 若い果実 植栽 東出雲▼若い果実は直径約8mm。

ナギ果実

ナギ果実

ナギ果実

ナギ

ナギ

▼2007年8月31日 果実 植栽 八幡

ナギ

ナギ

ナギ

ナギ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑