ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)側弁有毛タイプ

多年草
東海地方〜九州の山地や丘陵に生える。茎は花の頃には高さ10〜20cmで、花の後20〜40cmになる。根生葉は心形で長さ1.5〜4.5cm、茎葉は三角状卵形〜披針形と細長くなる。托葉はふちがくしの歯状に深く切れ込む。花柄は根もとか葉の脇から立ち、径1.5〜2cmで淡紫色又は濃紫色の花をつける。普通側弁の基部は無毛だが、有毛のものもある。別名ナガバノタチツボスミレ 花期は3〜4月。
花が咲き始めた頃の根出葉は丸い円心形。花茎が伸びると上位ほど細長くなり三角形から被針形。上位の葉が三角形になる点がタチツボスミレとの区別点だが、早春ではまだ三角形の葉が出ていないので、区別しにくい。早春の段階では葉の裏面が紫色を帯びるが、初夏には紫色は薄くなる。
学名は、Viola ovato-oblonga
スミレ科スミレ属
スミレの分類



▼2008年4月27日 東忌部

ナガバタチツボスミレ花

ナガバタチツボスミレ花

ナガバタチツボスミレ花

ナガバタチツボスミレ葉

ナガバタチツボスミレ葉裏面

ナガバタチツボスミレ托葉

ナガバタチツボスミレ根生葉

ナガバタチツボスミレ




▼2006年4月30日 乃木福富

ナガバタチツボスミレ花

ナガバタチツボスミレ花

ナガバタチツボスミレ花

ナガバタチツボスミレ葉

ナガバタチツボスミレ葉

ナガバタチツボスミレ葉裏面

ナガバタチツボスミレ托葉

ナガバタチツボスミレ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑