越年草 中国北部原産。観賞用に栽培され、人家周辺の半陰地にしばしば野生化する。茎は直立し、上部は枝を分け、葉とともに無毛、高さは10〜60cm。根出葉や下部の葉は有柄で、羽状に分裂するが、上部の葉は無柄で、粗い不規則な鋸歯縁となり、基部は深い心形で茎を抱く。総状花序は頂生し、径2〜3cmの大きな花をつける。萼片は互いに密着して筒状となり、外面に毛があり、紫色である。花弁は広倒卵形で、紅紫色、平開し、細長い爪部がある。葯は細長く、先端は尾状に細まる。長角果は線形で、太い4稜角があり、平滑で、長さ7〜10cm。種子は黒褐色で長さ1.5〜2mm。別名ムラサキハナナ、オオアラセイトウ、ハナダイコン。花期は3〜6月。(日本の野生植物) 果実(長角)は長さ10cmに達し,肥厚した4稜があって,断面は四角.種子は多数,長方形,長さ2.5mm.(侵入生物データベース) 学名は、Orychophragmus violaceus アブラナ科ショカツサイ属 同じくハナダイコンと呼ばれるものにHesperis matronalis(ハナスズシロ、セイヨウハナダイコン)があるが、これはハナスズシロ属で別種、葉は単葉で披針形、細かな鋸歯がある。Wikipedia |
▼2019年5月15日 大正 | ▼雄しべ6個の葯の先は尖り、そり返る。 | |
▼萼は紫色で長い。 | ▼花は直径約3.5cm。 | |
▼果実は長角果。 | ▼若い果実は長さ約7.5cm。 | |
▼先端は嘴状で長さ約1.7cm。 | ▼果実は肥厚した4稜があり、四角形。 | ▼茎の中部の葉は分裂しない。 |
▼葉は無柄で茎を抱く。 | ▼葉は長さ約7cm。 | ▼葉の裏面。 |
▼2017年4月27日 東忌部 | ▼葯の先は尖り、そり返る。 | |
▼花は直径約3cm。 | ||
▼若い果実。 | ▼上部の葉は無柄で茎を抱く。 | |
▼下部の葉は羽状深裂し、頂裂片が大きい。 | ||
▼2010年4月17日 八雲 | ||
▼2005年4月2日 八雲 | ||
▼下部の葉は羽状に深裂、頂裂片が大きい。 | ||
▼2019年5月29日 果実 大正 | ▼果実は長さ約12cm。 | |
▼果実は4角形。 | ▼果実の縦断面、太い4稜がある。 | |
▼種子は長さ約3mm。 | ||
▼種子の表面に微細な網目模様がある。 | ||