多年草 北海道〜九州の日当たりのよい休耕田や湿地に生える。植物体は叢生し、花期後に匐枝の先が肥厚して越冬芽となる。稈は高さ50〜100cm、横断面は3稜形、やや太く平滑、基部の鞘は赤褐色で2〜8枚の葉がある。花序は複生。苞葉の葉身は葉状で2〜3枚が花序より長い。花序枝は3〜7個本、伸長して平滑。花穂は多数の小穂をつけ、中軸にまばらに刺毛がある。小穂は長さ1〜2cm。鱗片は広卵形、長さ約2.5mm、鈍頭、赤褐色で中肋は緑色、縁はやや内曲する。そう果はほぼ円形、長さ約1.3mm、横断面はレンズ形、褐色。そう果の面が小穂の中軸に向く。花柱は長さ約1.5mm。柱頭は2個。花期は8〜10月。(岡山県カヤツリグサ科植物図譜) 学名は、Cyperus serotinus カヤツリグサ科カヤツリグサ属 |
▼2005年9月17日 八雲 | ||
下記の2つの画像は同じ場所のもので、典型的な形ではないが、花序や果実の様子からミズガヤツリとしている。苞葉は一枚が長く他は極端に短い。 | ||
▼2007年10月13日 八雲 | ||
▼果実は扁平。 | ||
▼2007年9月22日 八雲 | ||
▼匐枝の先に越冬芽ができる。 | ||