ミゾハコベ(溝繁縷)

1年草
北海道〜沖縄の河川や水路の水辺、水田などに生育する沈水〜湿生植物。特に水田に多い。茎は地面を這いながら分枝して四方に広がり、長さ2〜10cm、完全な沈水形では30cmに達する場合もある。葉は対生で広披針形〜狭卵形、鈍頭鋸歯はない。気中葉は長さ4〜12mm、幅1.5〜3mm、沈水葉は長さ25mm、幅4mmと大きくなる。沈水葉が緑白色で質が薄いのに対し、気中葉は厚みと光沢がある。花は葉腋に1個つき、長さ1〜2.5mmの短い花柄がある。直径1mmで目立たない。花弁は紅紫色で3枚、雄しべ3本、雌しべは1個で柱頭は3裂。水中では閉鎖花となる。果実は球形。中に鈍頭でやや湾曲した円柱形の多数の種子がある。花期は6〜10月。(日本の水草)
学名は、Elatine triandra
ミゾハコベ科ミゾハコベ属
ミゾハコベは花・果実が有柄で、無柄のものはイヌミゾハコベと区別されることもある。



▼2013年10月1日 八雲▼花は花弁が3個。

ミゾハコベ花

ミゾハコベ花

ミゾハコベ花

▼花は直径約2mm。▼果実。

ミゾハコベ花

ミゾハコベ果実

ミゾハコベ果実

▼果実は直径約1.5mm。▼種子は湾曲した円柱形。▼種子は長さ約0.45mm。

ミゾハコベ果実

ミゾハコベ種子

ミゾハコベ種子

▼横長の網目模様が並ぶ。

ミゾハコベ種子

ミゾハコベ種子

ミゾハコベ

ミゾハコベ

ミゾハコベ




▼2006年10月28日 佐草▼裏側から 花が有柄▼裏側 白い根が出ている。

ミゾハコベ花

ミゾハコベ花

ミゾハコベ

▼果実。

ミゾハコベ

ミゾハコベ

▼2006年11月25日 佐草

ミゾハコベ



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