メタセコイア(曙杉)

落葉高木
中国南西部原産。日本では高さは20m、直径50cmほどになる。樹冠は円錐形。樹皮は赤褐色で縦に粗く裂けてはがれ落ちる。枝ははじめは赤みを帯びた緑色で無毛。のちに褐色〜灰褐色になる。葉は側枝に対生する。葉身は長さ2〜3cm。幅約1mmの扁平な線形で、やわらかい。線形の葉が側枝に2列対生し、側枝も対生するので、羽状複葉のように見える。秋になると紅葉し、側枝ごと落ちる。雌雄同株。雄花は長さ約5mmの楕円形、枝先から垂れ下がった長い花序に多数つく。雌花は緑色、短枝の先に1個ずつつく。球果は直径約1.5cmのやや長い球形。果柄は長さ約2cmほど。10〜11月に熟す。果鱗が開いて種子をだしたあと、多くは落下するが、そのまま枝に残っているものもある。種子は果鱗に5〜9個つき、長さ4〜5mmの倒卵形で、広い翼がある。花期は2〜3月。
冬芽は長さ2〜4mmの卵形、芽鱗が12〜16個ある。葉痕は微小。
学名は、Metasequoia glyptostroboides
ヒノキ科メタセコイア属
よく似たラクウショウは葉が互生し、球果が大きい。



▼2008年4月29日 植栽 森林公園

メタセコイア

メタセコイア

メタセコイア

メタセコイア

▼2014年11月16日 黄葉 植栽 八雲▼側枝は枝に対生する。▼側枝は長さ約11cm。

メタセコイア葉

メタセコイア葉

メタセコイア葉

▼葉は線形で対生し、長さ2〜3cm。▼冬芽と葉痕。

メタセコイア葉

メタセコイア葉裏面

メタセコイア冬芽

▼樹皮は縦に裂ける。

メタセコイア冬芽

メタセコイア樹皮

メタセコイア

メタセコイア






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