メヒシバ(雌日芝)

1年草
北海道〜沖縄の畑地や日当たりのよい路傍、空き地などに生育し、群生する。茎は高さ40〜80cm。茎の下部は地表に接して節から根をおろし、上部は斜上する。葉は長さ10〜20cm、幅5〜10mm。裏面にだけ毛があるが、幼苗の葉は両面にある。葉舌は長さ2〜3mm。葉鞘には長い開出毛がある。花序は散房状、長さ5〜15cm、花軸は5〜8個に分かれ翼があり、翼の縁はざらつく。小穂は長さ2.5〜3.5mm。第1苞穎は長さ0.5mm、第2包穎は1.8mm、毛がある。第1小花は護穎だけ、第2小花の護穎と内穎は厚く無毛。果実は乳白色、長さ2mm。花期は8〜9月。(日本イネ科植物図譜)
学名は、Digitaria ciliaris
イネ科メヒシバ属
似た花に仲間にアキメヒシバ、コメヒシバがある。
 アキメヒシバの中軸には小さな微細突起がある。小穂は卵状楕円形。葉鞘は無毛。
 コメヒシバの中軸には微細突起はない。葉舌部にのみ白色長毛。第1苞穎はほとんど退化している。



▼2011年9月24日 鹿島▼クシゲメヒシバのタイプ。

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ

▼小穂は披針形で、長さ約3mm。

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ

▼葉鞘に毛がある。▼茎の下部は地上を這い節から根を出す。

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ




▼2007年11月25日 下佐陀▼小穂は披針形。▼第1苞穎は三角形でごく小さい。

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ

▼中軸に微細突起がある。▼葉鞘に長毛がある。

メヒシバ

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メヒシバ

▼2007年11月10日 東忌部

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ

▼第1苞穎は三角形でごく小さい。
▼中軸には微細な突起がある。

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ

▼葉の下部には長毛がある。

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ

▼葉鞘にも長毛がある。▼根元の茎は地を這い節から根を出し増える。

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ

▼2004年5月28日 乃白

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ


▼2006年9月24日 葉鞘に毛がないが、小穂が細くメヒシバと思われる。 宍道

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ

メヒシバ



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