一〜越年草 北海道〜琉球の道ばたや荒れ地に生える。根出葉は卵心形で長い柄があり、鈍鋸歯または鈍い欠刻がり、花時には枯れる。茎は直立して高さ50〜150cm、分枝し、短い圧毛がある。下部の茎葉は2〜5cmの葉柄があって3深裂〜全裂し、長さ4〜9cm、幅3〜7cm、基部は広いくさび形、裂片はさらに分裂して終裂片は線状披針形、鋭頭または鋭尖頭、下面は白色の短毛が密生して灰白色をおびる。上部の葉はしだいに小形になってほとんど無柄、長さ4〜10cm、卵形〜披針形で側裂片は短くなり、最上部のものでは倒披針形で分裂しない。花は上部の葉腋にかたまってつき、刺針状の短い小苞がある。萼は筒状で5脈があり、長さ6〜7mm、先は等しく5浅裂して裂片の先は刺状にとがる。花冠は紅紫色、唇形で外面は白い短毛が密生し、長さ10〜13mm。分果は3稜形の広いくさび形で長さ2〜2.3mm、黒色。花期は7〜9月。(日本の野生植物) 秋に芽生えた丸い根生葉は切れ込みが深くなり、3〜7裂した掌状葉となる。 学名は、Leonurus japonicus シソ科メハジキ属 |
▼2014年10月23日 東出雲 | ▼花は長さ約1.4cm。 | |
▼2013年8月17日 佐草 | ||
▼2012年9月6日 美保関 | ▼唇形花の外面には軟毛が生える。 | |
▼花は長さ約1.4cm。 | ▼萼は長さ約6mm、刺状に尖り、腺点がある。 | |
▼萼の基部に小苞がある。 | ▼上部の葉は裂けずに線形。 | |
▼2007年8月26日 佐草 | ||
▼2005年8月28日 佐草 | ||
▼上部の葉は線形となる。 | ▼下部の葉は3裂し、裂片は羽状に裂ける。 | |
▼2016年9月24日 佐草 | ||
▼2005年9月10日 八雲 | ||
▼2014年12月10日 果実 東生馬 | ▼果実はほとんど落ちてしまっている。 | ▼萼は長さ約8mm、基部に小苞がつく。 |
▼分果は長さ約2.5mm。 | ▼分果の腹面(左)、背面(右)。 | ▼分果の腹面、1稜がある。 |
▼分果の背面。 | ||
▼2012年10月6日 果実 東生馬 | ▼果実は4分果。 | |
▼分果は長さ約2mm。 | ||
▼2010年12月1日 果実殻 東生馬 | ||
▼2004年10月24日 果実 佐草 | ||
▼2012年6月18日 佐草 | ||
▼2012年6月14日 美保関 | ▼葉は3裂して、更に深裂する。 | |
▼葉の裏面は毛が多い。 | ||
▼茎にも短毛が密生する。 | ▼別の場所 | |
▼2007年11月10日 秋に芽生えた葉は花期の葉と全く違う。 佐草 | ▼芽生えの葉は丸く、鋸歯がある。 | |
▼2007年9月15日 幼株 佐草 | ||
▼2011年11月9日 幼株 佐草 | ||